学歴社会と転職の関係

2022/8/15更新

学歴社会と転職の関係

表立っては学歴で有るとか出身大学による就職の有利不利は有りませんが、相変わらず大手企業を中心に学歴や出身大学による格差は存在しているのですが、転職の場合では学歴はどの位影響するのかを今回のコラムで考えてみたいと思います。

私の経験上から書きますと、特に営業職の場合は、年齢が上がれば上げるほど学歴の効果は薄れていきまして、別の見方をしますと中高年の転職では学歴は問題にされなくなってきて、それよりも今までの職歴が重要視されるって事が全体の傾向として言えるのではないかと思います。

敢えて言えば、同時に二人の転職希望者がいて、職歴も能力も学歴以外が全て甲乙付け難い状態で有った時に初めて学歴が上の方を採用するって程度では無いでしょうか?
但し、採用を決定する経営者なり役員も人間ですから、自分と同じ学校を卒業しているからとか、同じ大学を卒業している社員が優秀だから(その逆も)等の理由で、入社の可否に学歴が関係してくる場合は多少はあるかもしれません。

つまり学歴社会と言っても社会に出てから何年も経ちますと、学歴に有利不利はどんどん薄れてくるので有りまして、学歴にしがみついていないで、一生懸命働いて実績を積み上げていきませんと、やがて落ちこぼれてしまいますし、転職でも有利には働きませんよって事が結論になってまいります。

高卒の方へ
一流企業の中途採用の募集においては最終学歴が大学卒業以上となっている場合が多く、実社会でどんなに営業マンとして実力を持っていようと、最初から門前払いされてしまう事も多く、それが現実だって受け入れるしかないのが実情です。
それに対して不満を言っても、現状が変わる訳ではないのですが、在職中の転職活動を行う事によって少しは道が開ける場合が多いと思いますよ。

退職してからの応募で有れば、最終学歴で門前払いされてしまう場合でも、在職中の転職活動の場合でしたら、話を聞いてみてくれる企業も多いと思います。

大卒に比べて、高卒の場合は少々不利な場合も多いと思いますが、やり方によっては道が開ける場合もありますので、諦めないで頑張ってください。

追伸
能力主義が叫ばれて久しい昨今ですが、学歴が有っても能力が無ければ脱落してしまい、能力が高くても学歴の壁が存在するのが現実です。
ただ社会的な地位や収入だけで幸福を測れないのもまた人生なのです。

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