転職時期と言いますか、転職が多いのは夏と年末のボーナスの支給時期が他と比べて少し多いと言われていますが、今回は転職とボーナスについて考えてみたいと思います。
まあボーナスの支給時期前後に転職が多いのは、ボーナスを貰ってから退職しようって考える人が多いのと、ボーナスが貰えないとか、同年代の会社員と比べて支給額が低い場合に、転職を考える場合があると思いますが、経営者にとっては、支給額を奮発してこれからも頑張って働いてもらおうと思った途端にm辞表を提出されたり、経営的に苦しい中でも少額でも無理して出した賞与で不満が出てきて、退職の引き金になってしまったりと、労働者以上に経営者にとって、ボーナスの支給はデリケートな所が有りますよね?
転職する労働者にとっては、退職金が沢山出る場合も少ないですから、転職によって次のボーナスも期待できませんので、ボーナスが支給されてから退職して次の職場に再就職したい気持ちは十分理解出来ますし、退職の意思表示をする時期は自由な訳ですから、仕方が無い事だと言えるでしょうね?
※日本のボーナスは業績に対する報酬の意味合いが低い企業が多く、毎月の給料のように当たり前に支給される感覚が有るのですが、本来の賞与の意味合いを考えますと、半年の業績に連動して業績が振るわないで利益が出ていなければ、賞与は無しで、その代りに業績好調で利益が十分に出ていたら賞与の支給に十分に反映させるべきなのでしょうが、労働者の安定した生活の確保などを考えて、業績が悪くても賞与を出す代わりに、業績が非常に良くても、それほど賞与支給額に反映されないのが日本流のようですね。
さて本題の転職とボーナスに話を戻しますと、転職を繰り返している人はなにせ長く一つの企業に勤める事が出来ていませんので、ボーナスの支給は有ったり無かったりって事になってしまうと思いますが、それ以外でも転職後の生活を考えますと、ボーナスをもらって即、退職・・・だけどお世話になった会社に対して心苦しいかなって思う、転職希望者の方が多いのでは無いでしょうか?
まあ日本の賞与支給規定が完全に業績連動制になっていれば、気軽に?ボーナス支給後に退職届を出す事が出来るでしょうが、日本式経営では躊躇ってしまう人も出てきてしまいますよね?
有る意味、企業が退職を食い止めるのに一役買っているのでしょうかね?
追伸
最近の転職における賃金交渉では年収ベースでの話が主流になっておりまして、ボーナスはあまり意味を持たなくなっているようです。