40歳代の転職について

2022/8/15更新

40歳代の転職について

転職に適齢期はないと言われますが、一般的には社会人として仕事ぶりに脂の乗った三十代の転職がする側も、受け入れる側も事がスムーズに運ぶ場合が多いのですが、40代の転職がもしかしたら色々な意味で一番難しい様に私は思いますが、今回は40代での転職について思う所を書いてみようと思います。

まず一般的に40代の男性の場合ですと家庭を持って子供の教育費などに一番お金がかかる時期で、さらに場合によっては住宅ローンの大半が残っているなんて人も多数いらっしゃいますので、まず転職に踏み切る前に、家庭生活や家族の事まで十分に考える必要が有るでしょうね。

その辺りをクリアした上で転職に踏み切るとした場合に40代としての問題点や失敗になりやすい背景がいくつか有る様に思います。

■40代になりますと、中々自分の考え方を変えたり、仕事のスタイルを変化させる事が難しくなっている人が多い事
大学を卒業して20年前後の長きにわたって、仕事の経験を積んできた訳ですから、転職して新しい企業に勤めだして、簡単には自分の考え方や仕事の進め方や価値観を変える事は普通の人では難しいのではないかと思います、それが原因で新しい職場に馴染めなかったり、実績を上げる事が難しい場合が多々出てくると思います。

■現場の第一線と管理職の境目になる年代が40代になります。
この辺りは転職先を決定する前に十分に転職候補の企業と業務内容について話し合っておく必要が有るのですが、40代になりますと徐々に老化が始まってくる年齢で、毎日現場の第一線で動き回って、客先を訪問したりする事がきつくなってきますし、体に無理が利かなくなってきます。

転職の受け入れ先では今までの現場での実績を期待して中途採用する場合ですと、なかなか管理職として働かせてもらえない可能性が有りまして、転職しないでそのまま今までの企業に勤めていれば、管理職になってデスクワークに専念できたものが、転職して多少収入が上がったとしても、定年まで体を酷使する形になってしまう場合もありますので、事前に良く考える必要が有りますね。

特に外資系の転職受け入れがって事も無いのですが、40代の転職者に対してはスペシャリストとしての能力を期待して入社させる場合が多く、ゼネラリストは生え抜きで構成する形の企業が非常に多いですので、スペシャリストとしての能力を発揮できなければ、解雇が待っていますし、スペシャリストとして入社して定年までそのままになってしまう可能性も高いのです。

■社内の人間関係で仕事はこなせなくなりますよ。
長年一つの企業に勤めていると、社内の人間関係に精通して有る程度の事をこなせるような錯覚に陥っている場合が少なくないのですが、転職して新しい企業に入社してからは人間関係ゼロからのスタートになりますので、錯覚から目がさめるかもしれません。
そうなってしまっても後の祭りって事になってしまいますね。

追伸
色々思うままに書いてみましたが、40代で転職を考えている人は若い人の転職と違って、思い切ってって訳には簡単にいかないと思いますので、慎重な判断が必要ですね。

営業転職 コンテンツ一覧

新着記事