IT業界では慢性的に営業が出来る人材不足の状況になっていまして、さらにIT系の企業は新しく設立する企業が多数出てきていますので中途採用を行っている企業も多く、他業種に比べて歴史の浅い業界ですから、他の職種からの転職組が圧倒的に多いのがIT関連企業における転職市場の実情です。(歴史が浅いのでこれは当たり前の話ですが)
さてIT業界の営業マンへ転職を考えた場合に、気になるのがパソコンとかインターネット関係の知識が無いと転職後にちゃんと仕事が出来るかどうかって所だと思いますが、私の意見では無いよりも基本的な知識が有ったほうが良いのですが、営業マンなのですから営業としての基本がしっかりしている方が重要だって事です。
私の知る限りIT業界にはパソコンの操作や知識に長けた人たちは沢山集まって業界を形成しているのですが、逆に営業が出来る人が圧倒的に不足しているので有りまして、現在IT系企業で営業職に携わっている人の中で少なくない割合で、あまり営業が得意でない人が存在しているのが事実で有りまして、営業力が有る人は重宝されるのです。
まあ販売先にもよりますが、例えばIT化があまり進んでいない中小企業をターゲットにしているIT系企業の営業マンの場合ですと、別に難しい技術を振り回して営業活動を行う必要は全く無いので有りまして、逆に知識の無い人に分かりやすく説明する技術のほうが必要になってきたりするのです。
それに基本的にIT系企業の営業マンは他業種からの転職者を数多く受け入れてきた業界ですので、技術系の研修や勉強会に関しては、ちゃんと行ってくれる企業が多いですので、殆ど知識がない状態で入社しましても半年位で基本的な知識はマスターする場合が大部分だと思います。
※もちろん本人が真面目に知識吸収のために勉強する必要が有りますが。
そんな訳で、IT業界に転職を考えている方は飛び込んでみるのも悪くないと思いますよ。
追伸
この業界はどんどん新しい企業が創業されている反面、企業の生存率と言いますか平均寿命が短いのも特徴で、急速に発展して大企業に成長するチャンスも大きい反面、入社後ほどなくして事業から撤退ですとか、倒産の可能性が高いのもこの業界の特徴では無いでしょうか?
追伸2
IT業界が産業として確立してからようやく20年近くになりまして、ひと頃よりは中途採用に頼るよりも新卒の獲得に力を入れ始めている傾向が見えますが、ベンチャー系のIT企業の場合はまだまだ、営業マンは中途採用者に頼る構図になっています。