家業を継ぐ

2022/8/15更新

家業を継ぐ

営業マンの転職特集のコラムですが今回は少し毛色の変わった転職、会社を辞めて家業を継ぐ転職について思う所を書いてみようと思います。

家業を継ぐために会社を辞める場合にはいくつかのパターンが存在していまして、一つ目は就職する際に最初から何時かは家業を継ぐ事が分かっていて、いよいよ来るべき時期が来たので、会社を辞めて家業に入る場合と、もうひとつは、元々家業を継ぐ気は全く無かったのですが、経営者で有る親の高齢や後継者の問題で呼び戻される非自発的なパターンに大別されると思います。

前者の場合はたぶん入社時点で何時かは家業を継ぐ事が分かっていて意識していますから、準備万端でスムーズな退職、転職になると思いますが、後者の突然、親である経営者から後継者を打診された場合ですと、会社勤めを続けるべきか、それとも家業を継ぐべきなのか色々と考えてしまうともいます。

勿論、会社勤めで仕事が上手くいっていないとか、今の収入が低いとか現在の職場に不満が有る場合ですと、稼業が順調で高収入が予測されるので有れば、もう渡りに舟って感じでさっさと退職届を出して、二代目社長ですとか、後継者候補として転職してしまうでしょうが、そうそう良い形ばかりとは限らないですよね?

特に転職するかどうか迷うのは家業が傾いてしまって、人手も足りないので戻ってきて助けてくれって感じの、まあ助っ人としてとか、無償に近い労働力として呼び戻される状況ですと、今の会社に留まるか、稼業を継ぐか非常に悩む事になってしまうと思います。

特に家庭を持って子供の養育費がかかる状況になっていた場合ですと、本当に決断が難しいと思いますね。
勿論、このような家業が傾いた状態で急遽呼び戻されて、一生懸命業績回復に尽力した結果、見事業績が回復して目出度い結末を迎える事もありますし、その逆で安定した収入をふいにして家業を継いだお陰で、安定しない低収入に転落してしまった人も存在するのですから、よくよく考える必要が有りますよね。

特に家業を継ぐ形で入社した場合は、簡単に退職する事は出来ない事になりまして、廃業か成功かのどちらかしか結末が選べなくなってしまう場合が多いですからね。

追伸
多くの人は継ぐ事の出来る家業を行っていない実家の場合が殆どで有りまして、そんな人からの目で見ますと、家業を継ぐって退職して行く同僚は非常に羨ましい存在で有りまして、あまり自分から進んでその事を口外しない方が良いと思いますよ、なにせ他人の嫉妬ってのは結構コワイもので有りますからね。

追伸2
二代目社長が急に帰ってきて後継者として振舞うってのは結構、古参社員と軋轢をおこしてしまう事も良く聞き話で有りまして、その辺りも家業を継ぐ場合は十分に気を付けたいですよね。

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