起業家精神ってのはチャレンジスピリッツであり、失敗をものともせず、夢に向かって立ち向かうって事なのですが、転職を考える営業マンも多少なりとも起業家精神を持ち合わせておく必要が有るのではないかと常々思っています。
営業マンが転職して新しい企業に勤務しても、決められた商品を販売する為に顧客を開拓し、商品のPRをして売上を上げて会社に貢献するって事が基本になってきますが、これは独立開業・起業して新たに販路を開拓して売り上げを上げていく事と、基本的に全く変わらないので有りまして、受け入れ側の企業にとっても起業家精神の欠片でも持って入社してくる営業マンは大歓迎なのではないでしょうか?
でね、本当の起業した人でも開業してから何年か経ちますと、起業家精神が薄れてきてしまって、場合によっては業績が下向きになってしまったりするのですが、転職して新たな職場で働きだした営業マンでも、入社して何ヶ月間かはやる気一杯で仕事に打ち込んでいても、次第にモチベーションが下がってしまって、ふと冷静になって考えると転職に失敗したと思うようになってしまいまして、また新たな転職先を探し出してしまうなんて人も少なくないのでは無いでしょうか?
ここで、本当に起業した人は簡単には仕事を投げ出せませんので、少し気持ちが落ち込んだとしても直ぐに立ち直って、仕事に打ち込み始めるのですが、起業家精神の欠片でも持っていない人は、簡単に諦めてしまって、また転職の繰り返しになってしまう人が出てきてしまうのでありまして、受け入れた企業としても困った状態になってしまうので有りますね。
この文章をお読みの方の中には転職を何回も繰り返して、職務経歴書に書ききれないほどの転職回数になってしまっている方もいらっしゃるのではないかと思いますが、今度の会社では腰を落ち着けて定年退職まで勤め上げてみようって思うのでしたら、途中で簡単に投げ出せない起業家精神を少し持ってみるのはどうでしょうかね?
日本の転職者においては挫折転職が多いと聞きますが、挫折したかどうかを決めるのは自分の心なので有りまして、どんなに落ち込んでも逆境になってしまっても、ギブアップしないでチャレンジを諦めなければ、決して挫折って事にはならないのですよ。
転職先で上手く事が運ばない、思い通りに仕事が出来ないなんて事は起業した人から見れば、ぬるま湯のような状態なのですから、諦めないで転職を成功させて欲しいと思います。
追伸
私自身が約10年前に起業しましたが、勤め人の頃は今にして思えば、随分と楽な状態でしたよ。