自動車販売の営業職への転職

2022/8/15更新

自動車販売の営業職への転職

俗にカーディーラーと言われる新車販売の販売店では営業マンの募集が行われている場合が多いのですが、カーディーラーへの転職は厳しいのか楽なのか、今回はその辺りをコラムで考えてみたいと思います。

まず自動車販売の営業マンの販売スタイルの変化から書き始めたいと思いますが、個別訪問からショールームに来てもらうスタイルに販売方法が変化しているのはご存じだと思いますが、一昔前ですと顧客や固定客の自宅を戸別訪問して車を売ってきたのか、カーディーラーの営業マンで、中途採用の場合ですと、顧客もいないゼロの状態からですので、飛び込み営業なども日常的に行われていたのですが、現在では昼間の不在家庭も多いですし、なによりお客が個別訪問を快く思いませんので、基本的にはシュールームで来店のお客に対しての営業ですから、少しは楽になっていると思います。

但し法人向けの営業部隊(特販部など)では、販売先である地域の企業を個別に訪問しての販売になりますので、ショールームで待っているって形にはなりません。

次に値引き販売の変化ですが、最近では中々台数で利益を確保する事が難しくなってきまして、車種によってはワンプライスとかいって値引き販売を一切しない場合もありますし、店頭での交渉による値引き幅は小さくなっているのでありまして、営業マンとしては逆に値引き交渉にかかる労力が軽減されておりますので、この辺りもカーディーラーへの転職が少しは楽になっているのでは無いでしょうか?

あと気になる給与と言いますか報酬体系ですが販売スタイルの変化とともに歩合給の比率が下がって基本給だけでも生活レベルが維持できるような給与体系になってきているようですが、逆に販売力が高くて車を沢山販売できる人にとっては歩合給の比率が低くては物足りないかもしれませんが、そんな人は管理職に昇格が早かったり致しますので、良い傾向では無いでしょうか?

とまあカーディーラーへの転職について良い事ばかり書いてきましたが、現在の日本を取りまく情勢も合わせて考えてみますと、原油高、物価高により車離れに始り、自動車の平均保有年数が長くなっていますので、今までは新車を買って貰って4年後には買い替え需要が望めた所が、最近では7年から8年立たないと買い替え需要が発生しない訳ですから、自動車販売を取り巻く環境は今後、厳しくなってくるのでは無いでしょうか?

追伸
とあるトヨタ系のカーディーラーに勤める知人から聞いた話ですが、トヨタ系の一部店舗ではauの携帯電話販売ショップを併設していまして、直接店舗で携帯電話の販売接客をする事はないそうですが、車の販売以外に携帯端末の販売目標(ノルマ)が個々の営業マンにも割り当てられるようになったとの事です。

今後、車離れが進んできますと新車販売以外にも、携帯端末の販売や車検やカー用品の販売や業務提携した他業種の販売商品など、カーディーラーの営業マンも担当の新車だけを販売していれば良いって時代から多品種販売に変わっていくのではないかと予想しています。

営業転職 コンテンツ一覧

新着記事