訪問販売の会社では毎朝やっているとか、営業マンが新規顧客開拓を行なう場合など社内で営業ロープレを行なっている企業も多いと思いますが、多くが朝、朝礼後とかに行っていると思いますが、夕方にもやったほうが良いのではないかと思う事が有ります。
勿論、朝の営業活動に出かける前に社内でロープレを行なう事は、一日の活動開始前のウォーミングアップと言いますか、それはそれで意味が有ると思いますが、マンネリになってしまっている場合も多いのでは無いでしょうか?
社内で行なう営業ロープレの意味は勿論、朝のウォーミングアップの役割も有ると思いますが、実際の営業活動で上手く立ち回れなかった場合ですとか、お客との会話の中で切り返しが出来なくて失敗してしまった時などの復習と言いますか、克服の意味で先輩や同僚の営業マンから、色々な営業トークを学べる為の営業ロープレでも有りますよね?
ですから、一日営業活動を行なって帰ってきてからその日の上手く行かなかったケースを再現するような形で営業ロープレを行なってみるのも効果が有るのでは無いでしょうかね?
ついでに書いておきますと営業ロープレの効果を発揮して営業マンのスキルアップにつなげる為には、お客役の技術と言いますか如何に営業マンの能力をロープレで高める事が出来るかがお客役の営業マンにかかって来ます。
ここで少しロープレのお客役について書いておきますと、大切なのはお客役がしゃべり過ぎない事と相手の言葉を注意深く聴いて営業マンを観察する事と、自分の営業活動で実際に遭遇した場面を再現する事です。
先ず第一に、しゃべりすぎる場合が非常に多く、営業マンの方なら分かると思いますが、中々口を開かないで黙って営業マンの話を聞いていたり、話を打ち切ってしまおうとするタイプのお客のほうが営業活動はやり難いと思います。
※勿論、そんな状況をなんとか会話を成立させようとして営業マンは奮闘するのですがね。
次に、営業マンの言葉を注意深く聞いていて、間違いやおかしな所が有ったら、相手に注意する事です。
お客役の営業マンが漫然と相手の話を聞いていますと、本当は言い方を変更したほうが良い部分を流してしまいましたり、注意すべき所を忘れてしまったりします。
※状況的に変ですが、場合によってはメモを取りながらお客役をするとか、もう一人の営業マンが脇で見ていてメモを取るのも良いかも知れないですね?
出来れば、一回のロープレが終わって注意点が有った場合に、お手本をやって見せるのが良いのでは無いでしょうか?
最後に、出来るだけリアルな状況を作り出していく必要が有りまして、実際の営業現場で遭遇した状況をしっかり覚えておきまして、それを如何にリアルに自然に出せるかって所なのですが、人間ですから、翌日になったり日にちが開いてしまいますと、記憶が曖昧になってきてしまいますね?
ですから、例えば週末の夕方だけでも一日の営業から帰ってきてから、社内で営業ロープレを行なってみるのも良いのでは無いでしょうか?
追伸
能有る鷹は爪を隠すと言いますか、有能な営業マンの中には、社内での営業ロープレでノウハウを隠してしまう場合も有りますよね?