会社が組織として機能してるって事は、すなわち複数の社員がいて役職(肩書き)が出来て、まあピラミッドのような組織の中で上司と部下って上下関係が発生するのですが、今回のコラムでは無能な上司の下で部下は育つかって事について書いてみようと思います。
さて、この一連のコラムではもっぱら営業マンについての事を書いていますので、今回の無能な上司ってのも、営業職が話題の中心で書いていこうと思います。
営業職の場合は他の職種と比べて、能力の差が成績に現れやすく通常でしたら能力の高い社員が良い成績を上げて出世して上司(管理職)になるって事になりますので、他の職種に比べて無能な上司が出にくいかといえば、さにあらず営業管理職のほうが、無能な上司発生率は高いように思います。
無能な上司が発生してしまう要因は各種有って各企業によって違うと思いますが幾つか書き出してみますと、以下のような無能な上司発生要因が有ると思います。
■人材がそもそも少なくて最もましな社員を管理職にするしか無かった為
■現場の営業マンとしては成績優秀で使える奴だったけど、いざ出世して管理職にしてみたら、管理能力や組織維持力は欠如している事に昇格させてから気がついた。
■年次の浅い社員に優秀な人間がいても、ある程度の年功序列を維持する関係上、多少無能でも管理職になってしまった。
■単に社内営業が上手なだけの社員が、社内営業の結果によって管理職になってしまったので、無能な上司が出来てしまった。
まあこんな所だと思いますが、今回の本題であります無能な上司の下で部下が育つかって事についてそろそろ書こうかと思いますが、たまに無能な上司の下に非常に優秀な営業マンがいて、優秀な営業マンが部下にいるから、無能な上司でも自分の部署の成績を維持してるって事も有りますよね?
果たしてこの場合は、上司と部下の関係が出来た時点で既に部下は優秀だったのか、上司が無能なので部下は自分がしっかりしなくちゃって感じで、能力を伸ばしたのかはケースバイケースであるとは思いますが、実は無能に見えて部下がカバーしている上司が有能な能有る鷹かもしれませんよ。
上司(管理職)の一番の仕事は、部下の管理育成でありまして、自分が動かなくても部下を教育して成長させて実績を出せばそれは有能な管理職って事になりますよね?
但し、大部分は本当に無能な上司であって、部下が優秀で部署の成績をカバーしてくれているのは単に運良く優秀な部下に恵まれただけであって、能力は無いけど運だけは強かったって人だと思いますが、中には無能に見えて本当は爪を隠している人も居るのではないでしょうかね?
追伸
無能に見えて実は有能ってのは非常に良いのですが、有能に見えて実は全くの見かけ倒しってのが一番始末に負えないですよね?