今回の話題は、商談のため客先に訪問した時にお茶(又はコーヒー)と一緒に出てくるお茶菓子についての話題を書いてみようと思います。
これは法人営業の場合でも個人向けの飛び込み営業の場合でも、応接室や茶の間に通されて、お茶やコーヒーに関しては遠慮無く頂けば良いのですが、お茶菓子として煎餅・クッキー・チョコレート・羊羹の類が出てきた場合の対応に関しては、営業マンもどうしようかって一瞬考えてしまう人も少なくないのではないでしょうか?
ここで一応私なりの対応方法を書いてみようと思いますが、念のため書いておきますと営業マンがそのとき腹が一杯だとか、昼飯を食べていなくて空腹状態であったとかの要素は全く関係無いですからね?
基本的にはいきなり食べてはいけないって事になります。
■お茶が出てきて、それから黙って目の前にお茶菓子が置かれた場合
この状態ではまあ形の物ですから、このお茶菓子はどんなに空腹状態では手を出してはいけません。
■お茶と一緒、又は後から出てきてお客から一言「こちらも一緒に召し上がりください」って言われた場合
相手がどうぞって言っているんですから、食べても良さそうな感じはしますが、これも形式上どうぞお食べくださいって言っているに過ぎませんから、有難うございますってお礼だけ言いまして、どんなに好物で有っても目に入らないって感じで、決して手を出してはいけません。
う~ん、空腹時に好物の羊羹でも出てきたら商談そっちのけで口に放り込んでしまいたい所ですが、お菓子を食べに行っている訳で無く、営業マンは商売をしに行っているんですからこの状態では食べてはいけないと思います。
※空腹でもお腹は空いてないって顔をしていてください。
しかし次に相手(お客)再度気を利かせて、遠慮しないでどーぞってお茶菓子を前に出してきたら、今度はどんなに満腹状態でも苦手な食べ物でも、有難く口に運びまして絶対に残してはいけないのですね。
営業マンの中には「私、甘いものが苦手でして」とか「ビリケン様に誓いを立てていてチョコレート断ちしています」なんて事をのたまう人も居ますが、そーゆー事を言いますと、人の良い相手ですと、気を使って別のお菓子を出して来たり、時には奉公人の小僧さんや丁稚どんに違うお茶菓子を買いに行かせたりしてしまいますので、そんな時は余計なことは言わないで、御礼だけ言って手を付けない方がましですね?
まあ概ねこんな対応で宜しいのでは無いでしょうか?
追伸
私が昔に実際に経験した事の話しですが、お茶菓子ではなく、訪問先の社長が大層、手打ちそばに凝っていまして振舞われた事があります、蕎麦だったから美味しく頂きまして結構だったのですが、これがトムヤンクンに凝っているとか、蛇のスープが自慢ですなんて出てきたら、私はどのように対応したんでしょうかね?
多分、急用を思い出して退席したと思いますがね?