営業日報不要論

2022/8/16更新

営業日報不要論

こちらのサイトでは営業日報ソフトの販売を行っているのですが、私が営業マン時代に感じていた営業日報は不要ではないかって事について肩の力を抜いて書いて見ようと思います。

先ず、営業マンが営業日報を書く為にどの位の時間を費やしているかを考えてみようと思いますが、個人差は有りますが2~3分で書けるわけも無く、少なくとも10分位の時間は営業日報を書くために費やしているのでは無いでしょうか?

※実際にはもっと多くの時間を費やしている営業マンが多いと思いますし、一日の営業活動で疲れて帰ってきて、さっさと日報を書いて退社しようと思っても、上司に書き直しを命じられたり追求やチェックが入って、さらに時間がかかってしまう場合が多いと思います。
だいたい(個人的な意見ですが)、普段から現場をしっかり見ていなくて、毎日社内でやる事がなくて、仕事は部下の日報のチェックくらいしか無い管理職は、重箱の隅をつつくような事をやってきますが、普段から部下を把握していて、適切な指示命令をしていれば、毎日出てくる部下の営業日報に難癖をつける必要は少ないと思います。

仮に一日10分として年間営業日が240日で有った場合ですと10分×240日=2400分=40時間ですから一日8時間労働として一週間分の労働時間をそっくり営業日報を書く事に費やしている計算になります。

勿論、それだけの価値を生み出していれば、全く問題ないので有りますが、中には単なる仕事をやったって証拠のような物で、書いたら上司がハンコを押して、ファイルに閉じてそのままって場合が相当多いのでは無いでしょうか?

そもそも紙に書いてファイリングしてあっても、一日一枚としても3年もすれば一人の営業マンで700枚以上になりますので、後で何か過去の内容を調べようと思っても、見つける事すら多大な時間がかかって仕方が無いのではないでしょうかね?

はっきり書いてしまいますと、以上のような営業日報の使い方や書き方をしているのでしたら、さっさと営業日報は不要って事で廃止してしまったほうが良いと思います。

まあ不思議なもので、営業マンとして日報を毎日書いている営業マンは、日報なんて不要だと思いながらも書いていて、内容もいい加減にさっさと書いていた人間が、いざ昇進して自分が管理職になって、部下の営業日報を見る側の立場になりますと、部下の営業日報を厳しくチェックしてみたりします。

本文を書いている私も営業日報はとっくに廃止しまして、その代わりに予定表をカスタマイズして使っています。

簡単に使い方を書きますと、予定が入れば予定表に書き込みまして、行動を完了したら必要事項を予定表に追記しておくってだけです。
自社でプログラムの開発もやっていますので、訪問先別の集計だけを出来るようにしておけば、別途営業日報を記入するよりよっぽど楽に効率的に営業活動を行なえるようになりますね。

私が思うには多くの営業マンが営業日報は不要と思っているでしょうし、管理職の方の中にも日報を書く為に無駄な時間を費やすなら廃止してしまったほうが良いと思っている方も少なく無いと思いますが、なんとなく今までの慣習で続けている場合も多いのでは無いでしょうか?

営業効率を上げる為に営業マン管理を徹底していく場合が多いのですが、営業マンの管理の為に書類が増えてしまったり必要以上に営業マンに負担を求めてしまって逆に営業効率を落としてしまう場合も多いのでは無いでしょうか?

追伸
思い切って営業日報の記入をやめてしまっても、全く業務に支障は無くかえって、営業時間が増えるって事も有るのではないでしょうか?

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