今回のコラムのお題目は断る事を覚えるって内容になりますが、何でも良いのでとにかく後先考えないで断る事は誰でも出来ますが、角を立てない断り方と言いますか、断った瞬間に取引が無くなってしまうような形を避けて、相手の要求を断る事は高等技術を要する営業テクニックの一つであり、営業ノウハウとも言えるのでは無いでしょうか?
現場の第一線でお客と接する事が仕事の営業マンは、お客から様々な頼まれ事や要求に遭遇する機会も多く、時には断る必要が有る場合も多いのではないでしょうか?
■断りのテクニック鉄則1-断る事がはっきりしている場合、相手に伝える事が遅くなってしまわないように。
状況やお客の要求の種類や内容にもよりますが、相手から言われた時点で100%断るべき内容の場合、必要以上に返答を長引かせて返答しない事です。
勿論、即答を避けて一旦持ち帰って、翌日なりに電話などで相手に伝えるなど、即座に断って印象を落とさないテクニックも時には必要ではありますが、これが断る事を伝え難い為に何日も返事を保留にしていますと、良い事は一つも無いと思いますよ。
まず第一に、相手は中々返事がこないとイライラしたり放っておかれたように感じる場合もありますし、相手によっては中々回答がこない間に、期待が膨らんできてしまって断ったときの反応がより、良くない方向に向かう可能性が高くなります。
ですから、絶対に断るべき事はその場でさっさと相手に伝えるか、もしくは後日でも出来るだけ早く伝えるべきでしょうね。
※営業マンも、心の中に何か重荷をしょっている状態では営業に身が入りませんし、どうせ断ってしまうならさっさと断って、はっきりさせて、時には気持ちを切り替えてしまったほうが良いでしょうね?
■回りくどく言うよりも時にはストレートに伝える
勿論、つっけんどんに断りの言葉を出すのは良くないのですが、あまりに回りくどい相手に意味が伝わらないような、話し方は誤解を生む元でも有りますね。
いかに途中で回りくどい説明や遠まわしの話をしたとしても、最後にはちゃんと”出来ません”とか”出来かねます”って言葉で相手に伝えるべきでしょうね?
■勝手に自分で理由を考え出さない。
営業マンの中には、お客の要望や要求に対して個人的に勝手に理由を考えてしまって、一緒に説明をしてしまう場合が有ると思います。
企業の場合ですと、他に営業マンも電話を受ける社員も上司も存在するのですから、これはやってはいけないと思います。
もし仮に、話すのでしたら前置きとして”私の個人的な意見ですが”なりの言葉を話してからにする必要が有りますね?
追伸
営業マンは商品やサービスを販売するのが主な仕事でお客の要求や要望を断る事はあまり表に出てこないのですが、営業マンとしてお客と接すいじょう、どんな営業マンでも大なり小なり断る場面も出てくると思います。
ですからこれもまた、営業マン必須の営業技術では無いでしょうか?