今回のコラムでは営業マンの職務経歴書について思う所を書いて見ようと思いますが、転職を考えていない営業マンにとっては、無縁の世界では有りますが先の事は誰も分かりませんので、どうせなら職務経歴書を書く時になったら、立派な職務経歴書をかけるように日々の営業活動を行ないたいものですね?
さて、この職務経歴書ですが職務経歴書の雛形やサンプルを見ても余り役に立たないと思いますね、基本的に自分の行ってきた職務の期間と内容を具体的に分かりやすく書き並べたものでしか有りませんので、記憶が残っているかどうかと、具体的に職務経歴書に書ける内容が有るかどうかが、大事なんでありますね?
これは職務経歴書を見る側の人間の立場になって考えれば直ぐに分かると思いますが、雛形に自分の所属した部署と一般的な業務内容を書くだけの内容の場合と、具体的に行ったことやチャレンジしたこと、成功の事例や場合によっては失敗した事なども事細かく書いたほうが、より具体的に仕事の能力が判断できるってもんですよね?
言い換えますと職務経歴書の作成は自分を出来るだけ高く売り込む為に、自分のカタログや商品案内を作成するって考え方で記入すれば、どうすれば相手の受けが良くて、より高い価値を見出してくれるかどうかって考えて書きますよね?
別に転職するためって事ではなくて、営業マンとして業務を遂行していく日々の活動が、後々職務経歴書に堂々と書ける内容であるって事が、張り合いにもなるし日々の仕事のもモチベーションを上げる結果にもなるのではないかと思うのです。
今回、何故このような事を書いたかと言いますと、他業種に比べて営業マンの場合比較的転職率が高いのですが、転職の際に履歴書は比較的誰でも簡単に書けるのですが、職務経歴書に関しては書く段階になってはて? どんな内容を書けば良いのか分からなくて、雛形を探したりサンプルを探す人が多いようですが、そんな物を見たって、営業マン個人の行なってきた職務内容なんて書いて有る筈も無く、中々内容が埋められない方が多いと思うからです。
また、営業マンは押しなべて日々忙しい場合が多いので、数年前はおろか昨年の自分の営業活動の概略とか、やった事を忘れてしまう場合が多いんですよね?
企業によっては、営業日報とか営業報告書の類や年度毎に目標に対する結果や活動の内容を提出する場合も多いと思いますが、整理整頓に長けていない営業マンは、そんな物は一回目を通したら、廃棄してしまったりファイルに閉じておいても何時の間にか何処かに紛れ込んでしまったりする事が良くありますが、たまには転職する気が無くても、過去の自分の営業活動を振り返って職務経歴書もどきを作ってみるのも良いかも知れないと思います。
まあ、営業マンは毎日があっという間に終わってしまい、何時もあっさり売上の締め日が毎月やって来てそれを追いかけている短距離走を毎月やっているような状態の場合が多いのですが、たま~に、振り返って見るのも良いと思いますよ。