40歳以上の営業マンの中には、セールストークとか細かいテクニックは一切無視して?迫力と気迫って感じで、一旦商談のテーブルについたら、どっかりと椅子に腰を下ろして、お客が買うと言うまで、鋭い視線で目線をそらさないでクロージングまで持っていてしまうタイプの方がいますね?
このような営業手法はなかなか研修では教えないのですが、油ギッシュでエネルギシュな営業社員の方たちは何時何処で覚えたのか身に付いたのか、まるで断ることは絶対無いと確信したかのように、気迫と迫力でお客を押し捲って契約までたどり着いてしまったりします。
可哀相なのが気の弱いお客さんなのでありまして、商談時間が長引けば引くほど断り難くなってしまいまして、それほど買う気が無くても根負けして契約させられたりしてしまうって事になってしまいますね?
まあこの手のやり方も、一種の営業手法と言えなくも無いですし、訪問販売系の場合にはこのような手法を推奨している場合もあるのですが、個人的にはあまり感心しませんね?
個人的には営業マンは話し上手より聞き上手なタイプが好きですし、自身そうなせいも有りますが、出来れば売る側が商売気を出さなくても相手から欲しいいっていってくるような展開が望ましいと思います。
それと、最近ではクーリングオフ制度(法人向けの場合は適応しない)が知れ渡っていて、拘束力も有りますので、お客が本心から納得して契約をしていなければ、返品の可能性だって高くなってしまいますからね?
但し、ベテランの営業マンに言わせますと、逆に最近の若者営業マンは迫力も気迫も売る気も足りないって目には映っているようでして、そんな方でしたらもっと商談に迫力を出せって激が飛ぶんでしょうね?
※人によっては商談の場は一対一の真剣勝負って言っている方もいるようです。
確かに売れない、成績が上がらない営業マンの中には、相手から好感が持たれて、商品やサービス内容の説明も非常に上手で、活動量も人一倍こなしていても、最後のクロージング段階でもひと押し、気迫迫力がちょっとばかり不足していて、後一歩、惜しかったですね、残念でしたって方も少なくないですから、一概に迫力営業マンを否定することは出来ないかもしれません。
さてココからは完全に私の個人的な考えですから気に入らない場合はさっさとページを閉じてどっかに移動して下さい。
私が思うに迫力/気迫一辺倒の営業手法ってのは、販売する商品の金額が有る一定以上の大きな金額になってきますと、通用しないって事だと思います。
逆にいうと、ある程度の販売価格の商材までは、商品説明とか相手を納得させるって手法よりも、迫力/気迫ついでに握力で人並み以上の成績を上げる事が出来るかもしれません。
ただ悲しいかな、人間平等に年を取っていくので有りまして、これが50歳を超えてきますと、徐々に体から迫力や気迫がちょっとづつ抜けていってしまうのが、普通の人間ではないかと思いますよ。
それ一本槍の手法しか身に付けていなければ、年齢が上がってしまって急速に営業力が低下してしまったりしてしまいますので、40歳を過ぎたら、新たな手法に脱皮変身が必要ではないでしょうかね?
では皆様の健闘をお祈り申し上げます。