営業マンの中には作り話が上手な人って多いですよね?
中にはお客から聞いていて如何にも創っているって感じの下手な営業マンも中には居ますが、百戦錬磨のベテラン営業マンの場合になりますと、作り話をしていても真実と全く見分けがつかないのでありまして、芸術とは言いませんが華麗なセールストークを作り話を織り交ぜて展開するので有ります。
実はこれにはコツが有りまして、如何にも真に迫ったお客が信じる作り話をセールストークを展開する為には、基本的には上手に事実と織り交ぜるって事と、繰り返し話すって事だと思います。
最初の部分はまあお分かりだと思いますが100パーセント全てが営業マンの作り話で話しを組み立てて展開するのは無理がありますが、創った部分の比率が低ければ、事実の部分に紛れてしまって、お客には見抜くことが出来ないで信じて貰える確立が高くなりますね?
まあ上手な営業マンですと、話しの何処を切り取っても100%の徹頭徹尾作り話で有りながら、もう話している本人以外は全く気が付かないって、営業マンも居るのでしょうがね?
私が思うにそーゆー人は頭の中にもう一つの仮想現実が広がっていまして、その中で営業マンが創造した物語がバーチャルな事実となっていまして、その世界のことをお客に話しをしているのではないかと思っています。
ですから話をしている営業マンにとっては実は作り話でも何でも無く、ちゃんと(脳内お花畑の中での体験ですが)見てきて体験してきた事実を営業トークに使っているって感じなのかもしれません。
まあそこまで向こうの世界に行ってしまった営業マンはそれほど多くないとは思いますが、小さなちょっとした作り話程度を繰り返し、商談の場で話しているうちに、自分が作った話しである事を何時の間にか忘れてしまって、事実だと思って話してしまっていたり、周りで聞いていた人が間に受けて他で話してしまっている場合も有ると思います。
さあてここまで書いていてふと思ったのですが、日本中営業マンの中で一切の作り話も誇張もオーバートークも生まれてから一回も経験が無い方って果たして居るんでしょうかね?
中には販売目的、売らんが為に話を面白く脚色して笑いを取るって類も含めてしまえば、日本には一人も居ないのでないのでしょうか?
とまあ、作り話をする営業マンを擁護する気持ちはさらさら有りませんが、お客の立場の人に関して言えば、営業マンなんてそーゆー所が有りますよって思っていたほうが身のためではないでしょうかね?
追伸
下手な作り話は後になって、きちんと自分に跳ね返って来るのでありまして、自分の先輩営業マンがそうだから自分も真似してって事は考えないほうが良いですよ。
これには、一種の才能も必要なのでありまして持ち合わせの無い方がやろうとしても、見え透いたって状態になりますからね?
では正直な営業手法での成功をお祈り申し上げましてこの項を終了にさせて頂きます。