部下の営業社員が元気良く”頑張ります!”て叫べばそれで終わりって上司も多いようです。
営業会議や朝礼時に上司から、今月の販売目標に対する質問をされて、とにかく答えは
「頑張ります!」
それを聞いた上司も、「そうか、じゃあ頑張ってやってくれよ!」で会話もおしまい。
う~ん こんな会話ならしなくてもしても変らないのではないでしょうか?
とにかく、営業の世界で”頑張ります”って言葉は便利な言葉でして、聴くほうもその言葉で納得をしてしまう妙なところが有りまして、上司に対しても使える(上司によっては使わざるを得ない)言葉ですし、お客に対しても、頑張りますで、相手が納得してしまう場合も多い便利な言葉なのであります。
勿論、頑張りますや努力しますのような抽象的な言葉ではなく、具体的にどんな方法でとか、具体性も持って話をするほうがよっぽど良いように感じてしまうのですが、ここ日本に限っては、”頑張ります”とか”努力します”て言葉で締めくくっておいたほうが、突っ込まれたり詮索されたりすること無く、スムーズに事が終了してしまう場合が多いようですので、現実的にはこの便利な言葉を使う事を良しとせざるを得ませんね。
追伸
売れた時は「営業が頑張ったから」、売れない時は「営業の頑張りが足りなかった」からで済ましてしまうのは非常に簡単ですが、具体的に事実を把握する事が非常に大切ですよね?
特に売上が良かった時ほど、何故売上が良かったかの原因を把握していると、この売上が持続するのかしないかの、予測が出来ますし、何らかの原因で営業マンが代わった場合でも、売れる要因を把握できていれば、より具体的な対策が取れますので、売上の回復は早いのです。
いっそのこと、頑張る、頑張ったって言葉を社内で一切使わないようにしてしまえば、売れたときも、売れなかった時もより具体的な要因を出せるようになるのではないでしょうか?