営業会社と朝礼

2022/8/20更新

営業会社と朝礼

朝礼

営業系の会社では気合の入った朝礼を毎朝行なう会社が多いようですね?
朝礼にセットでラジオ体操をやってみたり、営業マンの心得のような箇条書きの文章を大声で唱和する光景が毎朝繰り返されている企業もあります。

今回は体操や営業マン心得の唱和は脇に置いておきまして、一般的な販売会社の朝礼について書いてみようと思います。

管理職の中には朝礼時の訓示を毎朝話すのが一番の仕事だったりします、朝礼で長時間にわたって話が出来なくては管理職ではないと言わんばかりに考えて、毎朝、毎朝長々と訓示を話す管理職も存在するようですが、朝礼が果たして販売実績に結びついているかどうかを検証した企業は無いのではないでしょうか?

それでもためになる役立つ話をするのでしたら良いのですが、ひどい朝礼になると気合一本槍で営業成績の上がらない営業マンを吊るし上げてみたり、罵倒してみたりと、一体何のための朝礼だか分からない光景が毎朝繰り返されている職場も有りますね。

はっきりいってそのような朝礼を毎朝何時やっても一切、営業成績の向上には役に立ちませんし、管理職の自己満足の場でしかないと思います。

朝礼の目的

営業社員が集まった朝礼での大切な目的は情報の伝達と、情報の共有です。
普段社内にいて、営業マンを管理するために社内にいる管理職に必要なのは、部下が売りやすくなるための情報の伝達なのです。

社員一人1人に電子メールが有る場合ですと、日常的な情報伝達は電子メールのほうが残りますから、より有効ですので、口頭での話よりも電子メールで伝えられることは電子メールに変更してしまったら良いと思いますよ、朝礼は毎週1回とかにしましてね。

話を元に戻しますが
一体、何の目的で何のために朝礼をやっているのか誰もわかってなくて、長年の習慣だとか理由も無く朝礼をやって、いつのなら止めたほうが良いと思います。

数字で少し表してみますが
10人の社員がいて10分間の朝礼をやったとしますと
10分×10人=100分=1時間40分
つまり、これだけの時間を費やしていることになります。
やるのでしたらそれに見合った内容の朝礼をやりたいですね。

追伸
営業主体の職場では夜遅くまで社員が残っている場合が多いのですが、いっそのこと朝礼を廃止して夕礼を毎日決まった時間に行なって、全員で早く帰る習慣をつけたほうが良いと思います、夕礼でその日の報告や、事例に関する情報共有などを行なって、全員で素早く帰宅する訳です。
営業成績を上がらない営業マンを朝礼で罵倒するよりも夕礼の定刻を決めて全員が夕礼に集合する事を義務つけてしまったほうが、営業マンは時間内での効率を考えるようになりますので、スキルも上がってくると思いますよ。
ただ、多くの企業にとって朝礼は長年の習慣になっていると思いますので、ストップするのは大変だと思いますがね。

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