自分の会社の売上アップ、売上向上を願わない経営者はあまりいないと思います。
まさか、今時、気合と根性で売上アップ! 努力の二乗で売上向上とお題目のように唱えているだけの経営者の方は少ないとは思いますが、最後は気合と根性で売上アップにたどり着いてしまう場合も少なくないですね。
売上アップの方法は決まった形は無く
・商品やサービスの競争力や販売価格や技術力によるもの
・広告戦略や、マーケティングの力によるもの
・営業社員の能力による売上確保
などなど様々な要因が一体となって最終的な売上が決まってきますが、営業社員に対しては営業社員の能力や頑張りだけに言及して、他の事は一切触れない場合が非常に多いと思います。
場合によっては
商品力は他社と比べて勝っているが、営業の努力が足らないので売れないと決め付けてしまっている場合も有りますね。
先ずは、売れるための要素を全て書き出してから、現状を対策を一項目づつ考えて解決策を出していくような緻密な事をやっている、企業は非常に少ないと思います。
その他、営業マンの売れない言い訳を封じる方法として、売れない理由を全て書き出して、営業マンが集まって知恵を出し合って、売れない理由を潰していくって手法も有ります。
この場合、ライバル比較に始まり、価格競争力、商品やサービスの内容、それと営業マンの営業活動の実態や、商談をどのように進めているかなどあらゆる視点で売れない原因を書き出してみて、ひとつひとつに対して、どうすれば解決が出来るかを話し合っていくわけです。
この場合、徹底してやりますので事前に売れない理由を社員から集めておいて集計を配っておいて、一日がかりで話し合いの場を持って、解決策を探っていきますので、業務の重要課題として取り組む必要が有ります。
やってはいけないのは、努力が足りないからとか、もっと頑張ればなどと抽象的な表現に結論を持ってきてしまうのが避けまして、解決の為に販売資料を新たに作成するとか、営業戦略を具体的に変更するとかの、実行するアクションまでやり遂げる必要が有るわけです。
一言で表現できる”売上アップの方法”は存在しませんが、小さな行動や、営業手法が複合的な要素になって、売れる、売れないが結果として出てくるわけです。
つまり新入社員時代や若手時代に売れなくてもコツコツと営業スキルを磨いて営業ノウハウを蓄積していけば徐々に実力が上がってきますし、逆に若手の頃に売れていても努力を行わないで向上しなければいずれ、他人に抜かれてしまうって事だと思います。
今は売れていなくても諦めなければ何時かは売れる可能性が残りますが、諦めてしまえば可能性はゼロになるって事です。