上司(部下)との営業同行

2022/8/13更新

上司(部下)との営業同行

営業マンにとって上司との営業同行はありがたくない場合が多いのですが・・・・。
普段は1人で回っている営業活動も、年に数回は上司と(あるいは部下と)の同行がありますね。

特に部下にとって上司の営業は苦手又は内心ありがたくないと思っている営業マンは非常に多いと思いますが、一体何故なのでしょうか?

様々な理由が考えられますが概ね以下のような理由が多いのではないでしょうか?

■部下の側から
上司を上手く利用できない営業マンほど、上司との同行営業が得意ではない。

普段から顧客との良好な関係が構築できていなかったり、提案が出来ていない場合など上司と同行した際に、問題点が発覚してしまって、叱責される可能性があるから。

上司として連れて行くにはちょっと躊躇する上司で、かえって自分の営業にマイナスに作用してしまう恐れがあるから。
特に部下と同行したときに、やたらと張り切って、自分のペースで客先で話をしたがるタイプの上司で、ピントがずれている上司の場合、部下が同行したくないと思われますね?

■上司の側から

部下と同行すると飯を奢らなくてはならないと思い込んでいる。

上司として営業の手本になるトークなどを持ち合わせていないので、同行したくない。

どちらかと言いますと、上司と同行したくない部下のほうが多いと思いますが、もう少し上司について書いてみましょう。

営業管理職の中には、長く管理職をやっていて単独で客先に出かけることがなくなってきて、クライアントとの、人脈も薄れてきてしまって、1人で客先に訪問できなくなってしまっている営業管理職は非常に多いのです。

そんな事は部下の前でおくびにも出しませんが、絶対に単独でクライアントに訪問をしないで、訪問時には必ず部下を連れて行く、管理職の多くが、この1人で客先に訪問できない管理職だと思います。

そんな上司との同行では中々勉強になる事も少ないのですが、部下としては肩書きを連れて行って上手く利用をするって考えで上司との同行を活用するしかないですね。

上司と一緒に同行営業するメリット

上司と一緒に訪問することにより、いつも担当者レベルの方と商談していたのに、上役(部長、社長など)も商談に同席してもらえることがあります。

決裁権者通しで商談することにより、またより営業の上手な上司が商談に同席することにより、商談が進みやすくなる可能性があるというメリットがあります。

上司が事前に同行営業することが決まっている場合、事前に営業先に伝えておくことにより営業先の上役(同行する上司と同等の役職の方)に同席して貰える可能性があります。

また、営業先の上役の方も商談に同席することにより、その会社が本当に望んでいることは何であるかを知ることにより、また、より関係性が強化され今後の営業活動にプラスに働くメリットがあります。

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