営業成績と手帳の活用方法

2022/8/13更新

営業成績と手帳の活用

出来ない営業マンは手帳にメモを取らないのです。

では、出来る営業マンは必ず手帳にメモを取るかというと必ずしもメモを取るわけではないのですが、人間の記憶力なんてたかが知れていまして、お客との大切な約束に始まって、ちょっとした事柄まで几帳面にメモっている営業マンと、記憶だけにとどめる営業マンは、差が出てくるのです。

例えば顧客があなたに対して何か頼み事を言ったり、なにか要望事項を話してきたときに、即座にポケットから手帳なりノートを取り出して、書き込んでいるのと、全くメモしないのではどちらが好印象でしょう?

手帳やノートにメモを取るメリット

はい、お客との対応で目の前でメモを取ることは幾つかの利点があります。

○相手に対して好印象を出すことが出来る

○営業の現場に多い、言った言わないやお客の思い違いに端を発するトラブルを未然に防ぐことが出来る

○営業マンがお客からの要望や重要事項を忘れることを防ぐことができる

○営業から帰社し一日のメモを見直すことによって、次の改善につなげる事が出来る。

上記のようなメリットがあります。

手帳やノートは費用対効果が高い

手帳は高くても2000円以内、ノートなら200円以内で購入できます。

経営者の方も、社員にセールス手帳でも配ったほうが、余計なところに無駄な資金を使うよりもよっぽど営業効果が上がるのではないでしょうか?

電子手帳と手書き手帳の違い

一時期、シャープのザウルスをはじめとする電子手帳が流行った時期があり、いままで紙で出来た営業手帳を使わなかった営業マンまでが、電子手帳を使い出した時期がありますが、現在は電子手帳のブームは終わってしまいました

ブームが定着しなかった理由として、営業マンが訪問先の客先で相手の話を入力する時間がかかりすぎてしまって、手帳としての機能を果たすことが出来なかったのが最大の理由だと思います。

実際には営業マンのツールとして紙で出来た手帳と、電子手帳では得意分野が違うわけですが、紙で出来た手帳に取って代わる存在として電子手帳が登場してしまったので、ブームで購入した営業マンもやがて使わなくなってしまったようですね?

しかし字が余り上手くない方で自分でメモを取った内容であっても帰社してから自分でも全く解読不能で有ったり、漢字をどんどん忘れてしまっているような方であれば、入力に多少時間がかかろうと、電子手帳であればちゃんと漢字に変換してくれて、だれでも読める形で記録が残りますので、そんな方は愛用しているんでしょうね?

ただ、営業マンとしてメモを取る習慣、手帳を持ち歩く習慣は大切だと思いますよ。

私の机の奥にも20年前に使っていてぼろぼろになっている営業手帳が3冊ほど眠っているのであります。

スマホやタブレットと手帳の違い

メモを取るだけなら、スマホやタブレットでもできるでしょう

しかし、手帳やノートなら、スマホやタブレットよりも素早くメモが取れますし、手帳・ノートならお客様の顔を伺いながらもメモが取れるというメリットがあります。

また、手帳やノートなら、文字を書くだけでなく、図を書いたり、色や太字や大きな文字で重要事項を強調することだって簡単にできます。

パソコンと手帳の違い

パソコンがあれば、もちろん、メモしたり、表計算したりと高度な機能を使うことができますが、何を見ているかお客様には見えないパソコンよりも、お客様の目の前で手帳やノートにメモを取る方がお客様に対しては好印象だと思うのです。

スマホやタブレットのメリット

スマホやタブレットには、写真を撮影できる、すぐにデータを送信できるというメリットがあります。

手書きで書いた伝票をスマホで写真に撮り、すぐに会社へ送るなど、スマホやタブレットならではの使い方もあります。

社内の営業研修会などで、手帳の活用方法について説明して欲しい

営業研修会などでメモを取る習慣やコツやポイントを教えている場合は少ないように思うのですが、基本行動の一つになりますので、新入社員の間にしっかりと習慣にしておく必要があるでしょう。

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