販売成績抜群の営業マンは、能弁な話し上手の営業マンを想像する場合が多いのですが、決してそうでは無いのではないでしょうか?
私のお付き合いの有る、有能なセールスは話し上手の営業マンより、聞き上手なタイプが何故か多いのです。
現在のように、インターネットが発達していない時代であれば、お客が持っている情報は少なく、又、情報を手に入れる手段も限られていましたので、能弁なセールストークと、豊富な知識を駆使して、売り込めば、販売成績は上がった時代が過去にはあったと思いますが、現在は違うと思います。
他所の受け売りですが、今のお客は
・欲しい情報は自分で探す
・売り込まれるのは好きじゃない
のだそうです。
更に、営業マンがセールスに行って、お客が買ってくれる為には、商品やサービスそのものを気に入ってくれる要素の他に、営業マンを信用して購入するかどうかの要素がありますね?
そこで聞き上手、少し書き方を変えると、聞き出し上手な営業マンこそが、販売成績を上げられるのではないかと思うのです。
如何に、お客にしゃべってもらって、本音を聞き出してより効果的なセールストークを展開できるかが、勝負の分かれ目になってくるので有りまして、一方的にセールストークを話すだけの手法は通用しなくなってきているのです。
追伸
実は話し上手の営業スタイルより数段、聞き上手の営業スタイルのほうが会得が大変です。
一見、聞き役に徹すれば営業が成り立ちますので、楽な営業スタイルのように感じてしまいますが、聞き役に徹していられる程、お客に話をしてもらう必要が有るわけですから、大変でありまして、自分で口を開いて話をするより、お客に口を開いてしゃべってもらうようになるまでの、アプローチが一言で表せないわけです。
営業マンが試行錯誤しながら、自分が話をするより、お客が色々と話をしだすように、もっていける営業技術を身につければ、売れる営業マンへの道は開けると思いますよ。
最初にも書きましたが私の知っている営業マンで売れている人のタイプが圧倒的に聞き上手な営業タイプが多いって事は、他でもやはり聞き上手なタイプの営業マンが多いって事かもしれないですね?
勿論その為にはしゃべる技術にプラスして聞き出す能力や、相手が安心して話が出来る雰囲気であったり、会話のテンポが必要になってくると思いますが、しゃべり上手の営業マンも、聞き上手な営業マンも両方がお客のタイプによって使い分けが出来るって事が、必要ではないでしょうかね?