情に訴えて売る?

2022/8/13更新

情に訴えて売る?

いまだに情に訴えて販売をしようとする営業マンは存在します。

もし、これを読んでいるあなたが新人営業マンだったら、情に訴える営業活動は絶対にしないほうが良いと思いますよ。

流石に最近では「ここは私の顔を立てて」とかの浪花節的な営業マンは減ってきたとは思いますが、それに近い事をやっている営業マンはまだまだ存在しますね。

■お客には関係のない事を訴えてお客に購入をお願いする営業マン
「今月は決算ですから数字を挙げなくちゃいけないので、ひとつお願いしますよ」
なにが一つなんだかさっぱり分かりませんが、時には初対面のお客に対しても、この手のトークを使う営業マンが存在します。

■私を信用して頂いて買ってくださいよ
この手の台詞を決め台詞のようにしている営業マンもいるようですが、何の根拠も無く、この手の台詞を出してくるのはおかしいような気がいたします。

★お願いしますの連発!
これは多いですね、出来のよろしくない上司の中には
「とにかくお願いしてお願いして、買ってもらってこい!、買ってもらうまで帰ってくるな!」
上司に言われるものですから、営業マンは最後はお願いしますの連発でお客がウンって言うまで帰らないわけです。

私としてはこの手のお客の事を考えない営業スタイルは止めるべきだと思うのです。

追伸
提案型営業と情に訴えて売る人情営業は地域による温度差が確かに有ると思います。
普段から成績にならない様々なお客の要望やお願い事に対応しておいて、営業マンはお客の中にどっぷりと入り込んで、お客に対して余り提案をしないで、いざ売り込む時はお願いしますの一言で販売を成功させてしまう訳です。
確かにこのやり方は、しっかりと顧客を捕まえて、他社と競合になることもなく、それなりに売上を確保できるでしょうが、転勤する事だってありますし、お客様の担当者が変更になった場合、後任の営業マンが苦労する事になってしまいます。

営業の最後の切り札として、情に訴えて売る事を隠し持っていても良いのかも知れませんが、使ってはいけないのです。

徐々に浪花節的営業マンは減ってきていますので、やがて稀有な存在として存在価値が出るかもしれませんがね?

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