あらゆる事においてバランスってのが非常に大事だって事は何度も書いているので有りますが、今回は売上構成比の見直しって内容で考えてみようと思います。
例えば法人向け営業ですとか代理店営業をしていて、特定の得意先への売り上げが全体の50%を超えていれば黄色信号で、80%を超えていれば赤信号だと思ったほうが良いと思います。
中には大手企業の下請けになって親会社からの受注が無くなれば、売上がゼロになってしまうような企業も中には有りますが、誰が考えても親亀こけたら子亀もこけるので有りまして非常に不安定な状態で有ると言っても良いのでは無いでしょうか?
中には、反論する方も多いかもしれませんね、決まった得意先からの受注が毎月安定して入ってくるんだから、余計な新規顧客開拓に手間を取られなくて良いし、何しろお得意さんの顔入りさえ伺っていれば良いのだから、それが理想的だって言う人も多いのかもしれませんね?
ただ少し考えて欲しいのはその安定した仕事の発注をくれる得意先が未来永劫安定して同じ状態が維持できる保証が何所にあるのかって事です。
つまり何が言いたいのかって事を書きますと、経営者でも営業マンでも安定した売り上げ確保のために、普段から仕事に勤しんでいまして、その結果、大得意を捕まえて希望通りの安定と安らぎを手にしたとしても、それはほんの一時のことかもしれないって事です。
何せ世の中に絶対って事は無いので有りまして、ある意味安定した売り上げに安心した時が経営危機の序曲が知らない所で始まっているのかもしれませんね。
実際にはタイムマシンにでも乗って未来に行ってみない事には誰も分からない事なので有りますが、だからこそ年に一回は売上構成比の見直しと新たな収益源の確保に向けた模索が必要なので有りまして、無策じゃダメって事です。
追伸
別に大きな売り上げ先になているお得意の売り上げを下げる必要はないのですが、それ一色になってしまう弊害もまた大きいので有ります。