コスト(原価)計算ってのは非常に大切なので有りまして、特に製造業の世界では非常にシビアかつ厳格に算出するので有りまして、今の世の中大雑把などんぶり勘定ではなかなか企業経営は上手くいかないので有りますね?
で経営者ですとか、経理・財務担当者が目を皿のようにして、コストカットに向けて資料を点検して、削れる部分をカットしていきますと、最後に・・・企業によっては最初から人件費に目を向けるって事になるんでしょうね?
まあそれ自体はコンサルタントの先生に言わせますと、正しい経営のやり方なのかも知れないのですが、コスト(原価)の部分だけに光を当てて見てしまいますと、全体のバランスが取れなくなってしまうような気が致します。
まず第一に考えるべき事は個々の社員がより高付加価値の仕事に取り組めるような方向性を打ち出す事が最優先課題なのでは無いでしょうかね?
まず従業員だって感情ってものが有りますので、人件費カットされて、更に給料が据え置きで上がらないとなれば、意欲的に仕事に取り組もうって気持ちが低下してきてしまうので有りまして、人件費削減→社員の意欲低下→業績低迷→最初に戻る・・・こんな感じでの循環が始まらないとも限らないですよね?
ですからどーしても、原価を下げるために人件費に手を付けなければならない状態になってしまったとしたら、一時的に人件費カットするにしても、将来的に収益が上がる見通しが感じられる方向性も同時に打ち出す必要が有るのでは無いでしょうか?
コラムでは良く、バランスって言葉を書くのですが、企業経営ってのは非常に複雑な要素の上に成り立っているので有りまして、最も関心を持って注意しておく部分は全体のバランスではないかと思っています。
バランスが崩れた状態ってのは長続きしないので有りまして、なかなか大変なので有りますね?