営業マンは基本的に月単位で売り上げ目標の達成に向けて毎日営業活動に勤しんでいる訳ですが、月末(売上の締め日)近くになって大幅に売上が目標に対して不足していて、このままでは大幅な目標身達成になってしまうような状況になってしまった時、営業マンは一発逆転を狙う場合が有ると思います。
どんな営業マンでも一日は24時間で営業活動が出来るのはせいぜい一日のうち10時間程度の話ですので、営業マンが一発逆転を狙う場合は、普段からあまり数が出ない高額で利益率が高い商品を販売しようとしたり、大口の顧客や大量販売を試みてみたりします。
中には月末ギリギリになって一発逆転の販売方法が成功して見事に目標を達成する場合も有りますが、多くが売り上げ目標の未達成に終わってしまうと思います。
この差を分ける要因として勿論、運やツキも有るのかもしれませんが大きな要素として、営業マンとして今まで仕事をやってきた時に溜まっていた貯金の違いだと思います。
つまり、過去の営業活動で知り合ったお客との人間関係が出来ている相手が多いとか、蓄積してきた商品知識が高いとか、営業テクニックを磨いてきて高くなっているとか、そんな目に見えない蓄積が多いか少ないかによって、最後の一発逆転の営業販売の結果が違ってくるのではないでしょうか?
※勿論、月末の一発逆転の営業は褒められたものでは有りませんし、月初から早めに目標は達成してしまいたいものですよ。
一発逆転に成功している営業マンも普段から意識はしていないでしょうし、大幅な目標身達成になりそうになって頑張ってみて初めてその力が試されるようなものですからね?
ただ、このような営業力も持っているに越したことは無いので有りまして、もしこれを読んでいる貴方が営業マンで残り3日間で売り上げ目標の40%を販売しなければ、大幅な目標身達成になってしまうとしたら、今月だけでも残り40%分の売上を計上できるかどうか? について考えてみると営業の蓄積がどの位有るかどうかが想像出来ると思いますよ!
さてここまでお読みいただいた賢い方ならもうお分かりかと思いますが、月末ギリギリになって目標の売上まで大幅に足りなくて一発逆転を狙うような状況にはしないように月初から数字を作っておかないと、後でえらい事になってしまうので有りますが、普段の営業活動においては、もしもの時に備えて一発逆転の営業活動が出来るように、心がけて置くって事が大切なのではないでしょうか?
追伸
不思議な事に(実は不思議でも何でも無いのですが)多くの販売に携わる部署におきまして、締め日前の1週間は他の週に比べて大幅に売上が上がる現象が多いと思います。
理由としては月末前に見込み客を刈り取って(販売して)しまって帳尻を合わせて、月初になると見込みの数が大幅に減っていますので、新たに見込み客の開拓から始めて、月末に間に合わせるような流れを毎月繰り返しているからだと思います。
それによって流れが出来て営業力が鍛えられる面がある反面、月末に売上が計上できなかった場合は大幅に未達成で終わってしまいますので、平均的に売上が計上できる体制を作りたいものですし、一発逆転狙いは期末位にしたいものですね。