社外研修、社外教育の中で結構有名のものに、管理者養成学校ってのがあります。
私も営業マン時代に2回、とある管理者養成学校で研修を受けた事が有りますので、今回は管理者養成学校について思う所を書いてみようと思います。
私の場合は、平社員から営業主任に昇格した時と、営業所長に任命された時に泊りがけでとある施設に行って研修を受けてきました。
受けたのは営業マン向け、営業管理職向けの研修でしたので他の職種の場合は少し違うかもしれません。
当時の記憶をざっと手繰り寄せて書いてみようと思いますが、朝6時に起床してランニング、ラジオ体操、発声練習で疲れたところで朝食。
午前中は課題について自分の考えをまとめて、それから発表して昼食。
確か午後は事例研究を様々な事例を元にした例題に対してどのように考えて、行動すべきかについてのグループミテーティングが中心だったと思います。
就寝は遅くて深夜になってしまったような気が致します。
幸いにも、私の入った管理者養成学校では考える事が中心で、体育会系の走るとか大声を出す類の研修は少なかった為、それなりに役に立った部分が有ると思います。
聞くところによりますと、場所によっては、一日中ランニングですとか、大声を出しての発声練習ですとか、訳の分からない5訓だか10訓を暗記させられて、暗唱出来るまで繰り返し唱和するような、全く意味の無い訓練のための訓練のような場合も有りますので、事前に研修内容の調査は必要であると思います。
不思議なもので、営業部門の売上は個々の営業マンの力の集合のように思ってしまう方も多いと思いますが、営業/販売の世界では管理職、リーダーの存在が非常に大きく、管理者が交代するだけで売上実績が大幅に変化することも少なく有りません。
その事を理解している経営者は、管理職のレベルを上げる事が企業の業績を向上する方法だと考えて、管理者養成学校に幹部候補営業マンや営業管理職の人間を送り込むのでしょうね?
ここで個人的な意見を書かせてもらいますと、パンフレットを見るだけ、話を聞くだけで申し込まない事だと思います。
出来れば、先ずは経営者の方や役員の方が、1日でも参加してみて役に立つと思ったら、社員を参加させるのが良いと思います。
追伸
私が参加したのは10年以上前のことで、随分と記憶が消えてしまっています。
終わってから驚くほど自分が変った記憶も無ければ、大幅に売上が伸びた記憶も無く、むしろ1週間現場を離れていて、戻ってから溜まった仕事を処理する事が大変であった記憶のほうが強く残っていますが、少なくとも多少は役に立ったと感じています。
現在の管理者養成学校の状況は変っているのでしょうか?
昔ほど、脚光を浴びていないような気がしますが、気のせいでしょうか?