営業マンが新入社員として肩書きが何も無いところから、営業成績を上げて最初に貰える肩書きは主任職の場合が多いようでして、つまり最初の目標は主任の肩書きの場合が多いのでは無いでしょうか?
中には昇格に関して厳密な企業では正式に主任にする前に主任心得なる肩書きを与えまして、主任としての職務(営業マンの場合は主に売り上げ目標達成)をこなして初めて正式に主任の肩書きを与える企業も有るようですね?
主任職とは一般的に熟練、ベテランとしての肩書きでして、管理職ではなく一定レベル以上の職務遂行能力があれば与えられる肩書きでありまして、管理職とは違いまして正式に部下はいない場合が一般的になります。
余談ですが中国では主任の肩書きは非常に高い地位を意味するとの事で社会主義の世界での書記長の場合も日本とは肩書きの意味合いが違いますよね?
まあ何はともあれ、肩書きが全く何も無い営業マンから○○主任って呼ばれるようになる訳でして、無からの肩書きですので有る意味、一番嬉しい最初の肩書きではないでしょうか?
このコラムでは営業職、販売、営業マンに限って書いていますので営業に関して話を進めていきますが、営業マンが初対面のお客に対して必ず名刺を出して名刺交換の挨拶を行なうと思いますが、平社員の場合と主任営業マンの場合とお客によっては明らかに、相手の対応が違う場合が有ります。
ざっくりと書きますと、平社員では場合によっては新入社員とたいして違わない目で見る人も居ますが、主任の肩書きですと中堅営業マンとして相手が接する人が居るわけですね。
ところが営業主任として名刺を出した場合ですと、ベテラン営業マンとして見てくれる場合が多いですからほんの少しですが、営業活動が楽になるかもしれません(もっとも営業主任になりましたら、売り上げ目標数字もそれなりに上昇しますので、かえって毎月、売り上げ目標に追われて大変かもしれませんが)。
肩書き社会の日本ですから、営業マンが外に出て営業活動を行なう場合には肩書きが有った方が、営業しやすい場合が多いですから、早い場合は入社して1年とか1年たった時点で、半自動的に営業マンには主任の肩書きを与えてしまう場合も有りますね?
実際には主任職の場合は管理職では有りませんので、営業の世界では仕事が大きく変わることも少なく、仕事量は増えて手当も僅かしか増えない場合が多いですが、肩書き社会の日本では営業主任になった事が、販売意欲をかき立てる事が多いようですので、便利なものなのかも知れないですね?
追伸
数字が上がらない場合”営業主任なのにこの売上数字は何をやっているんだ!”などと営業目標を達成できない場合に上司から叱責を受けやすい肩書きでも有ると思います。