一昔前にホウレンソウで会社を強くするとかなんとか、そんな類の本が営業マン、ビジネスマンを中心に売れまして、増分とほうれん草が売れましてほうれん草の需要が・・・・では無かったです、間違えました。営業の世界でホウレンソウと言えば、報告・連絡・相談の頭文字を取って出てきた言葉でありまして、企業内のコミニケーションを重視すれば、企業の収益の向上が図れるって内容だったと思います。
報告と連絡の違いが何処にあるのか良く分からない所が有るのですが、このあたりは語感、語呂が良かったのでホウレンソウになったのでは無いかと思います。
さてこの報告・連絡・相談ですがどのシチュエーションにおきましても、事実だけを先ず客観的に相手に伝えて自分の意見や、自分が想像する事に関しては、事実を一通り伝え終わってから、区切りを付けて、自分の意見や考えや想像の部分を伝える事が必要です。
上司に相談を持ちかけて上司に対して事の詳細を伝えて、アドバイスや助言、答えを貰う場合ですが、事実のみをインプット(報告)すれば、事実に対して正しい答えが出てくる可能性が有りますが、営業マンの憶測や層損の部分をまぜこぜにして、報告をしてしまいますとインプットされる材料が違いますので、違った答えが出てきてしまう事になりまねません。
しかし報告や相談を受ける側(上司)に関しても、正確なコンピュータである訳が無いですから、判断が付かない場合も有りますし、正しい助言が出来ないかもしれません。
しかし、このホウレンソウにとって大切な事は、報告者側がどれだけ事実を的確に把握して報告が出来るかが肝になってくると思います。
営業マンが、客先でのクレームを上司に報告して相談する場合を例にしますと、何が原因でクレームになっているのかを具体的に把握して、原因は何処にあってとか、クレームに至るまでの過程を詳しく把握しませんと、まともな報告は出来なくて、上司につつかれたりしてしまうわけです。
ホウレンソウを実行して問題解決を図る場合ですと、どれだけ具体的に事実や原因を把握するかによって、正しい対応が取れるかどうかが分かれてきますし、報告する営業マンが正しい報告が出来るようになれば、おのずと正しい解決策が出てくる事になると思います。
営業マンと上司の関係ですと、ただたんに定時にホウレンソウを行なえばよい結果が出ると言う訳ではなく、上司もただ部下の報告を聞いているだけでなく、不明点や曖昧な点は聞きただして、確認が取れていない事項に関しては、再度確認して報告を求める姿勢が必要ではないかと思います。
そうやって、実の有るホウレンソウを続けていれば、やがて各自が事実の確認がしっかり出来るようになって、企業の業績も上がってくるのではないでしょうか?
追伸
姿から入って形にとか、学ぶことは真似ることからホウレンソウに入っていくのは非常に良いことだと思いますが、根本は事実の把握ではないでしょうか?