販売に携わる人間誰もが毎月、楽々売上が上がって定時に帰宅できる事を夢見ると思いますが、企業が営業マンに設定する売り上げ目標の設定が絶妙なのか、あるいは高い売上目標を設定して営業マンが手を抜かないように考えているのか、多くの営業マンが帳尻を合わせる事に苦労していると思います。
営業マンが帳尻を合わせるって言葉からは、月末、又は期末に足りない売上を一気に上げて最終的に売り上げ目標を達成するイメージが有りますね?
別の見方を致しますと、営業マンが締め日の一週間以上前に売上目標を達成して、月末には翌月の売上を作っている状態が毎月続いていますと、経営者(管理者)によっては、売り上げ目標が低く設定しすぎたのではないかと考えてしまう場合が有るようですね?
確かに、締め日の数日前まで目標達成が危ぶまれる状態だった営業マンが最後の数日で一気に売上を確保して目標達成、帳尻を合わせて見せれば、なんだかその営業マンは実力が有るように感じられる場合が多いようですし、先に書いた売上締め日の一週間以上前に楽々、目標数字をクリアしている営業マンは同じように努力していて、ギリギリで帳尻を合わせる営業マンよりも高い数字を計上していても、逆に目標を上げてしまわれたりしてしまう場合もあるようですので、営業マンにとっては考えてしまうところだと思います。
実際にはギリギリで帳尻を合わせてくる場合は、無理な売上を作ってきたり必要以上の値引きをしてしまったり、どこかで無理をしている場合も数多く存在しますので、ギリギリの帳尻あわせ営業マンは余裕を持って数字を作るためにはどうすれば良いかを考えたほうが良いかもしれないと思います。
※営業マンの中には毎月、月末とか締め日近くになると”今月の売上が足りないのでお願いします”とか”明日が締め日なんでなんとかお願いします”などと購入するお客には関係の無い営業トークを得意として、毎月の帳尻を合わせている場合も有ると思います。
別に営業マンが締め日までに、数字を作ってきて帳尻を合わせる事は、営業マンの業務として当たり前の事なのですが、その為に無理が生じたり利益を減らしていないかどうかをチェックする必要が有ると思います。
但し、営業の世界は気持ちや気迫なる目に見えない力が存在する世界では有りますので、とにかく毎月、毎月 目標を達成する事を積み重ねていく事によって、営業マンの能力が向上してくる事は否めませんので、帳尻を合わせる気持ちだけは大切だと思います。
要は、帳尻を合わせる事に対する執着に対して、無理な販売になっていないかどうかのチェックとのバランス感覚が必要だと思います。
追伸
営業マンは未達成で済みますが、経営者にとっては暢気な事を言っては居られない場合が有りますが、やはり早めの予測と、それに対して手を打つ事でしょうね?