このコラムでは堅めの?営業/販売関係の事を書き飛ばしていますが、今回は少し息抜きで?マッチ売りの少女(童話)について書いてみようと思います。
内容をご存じない人に「マッチ売りの少女」の粗筋を書いておきます。
年末の寒い寒いある日、1人の貧しい少女が街角でマッチの販売をしていまして、マッチが売れないと家に帰れないのですがマッチは一本も売れないのです。
寒さに耐えかねて、売り物のマッチに火を灯すと、暖かい暖炉やご馳走の幻が出てきました。
流れ星が流れマッチに火を灯すと優しかった、おばあちゃんが出てきまして最後はおばあちゃんと天に昇っていくという、ハッピーエンドだか、アンハッピーエンドだか判断が分かれる、お話です。
売上ノルマが達成できない営業マンや訪問販売の営業マンでも、今日の実績がゼロだったら会社に戻れないような営業マンも中には存在すると思うのですが、現代版のマッチ売りの少女の場合は、幻影は出てきませんし実績ゼロで会社に戻った営業マンを待っているのは、上司の追及って事になります。
営業関係のコラムを書いていまして何故か?マッチ売りの少女の事が頭に浮かんだもので、思わず書き出してしまったのですが、売上ノルマに追われて毎日、帰社するのが憂鬱になっている営業マンにとっては、マッチ売りの少女と自分の姿を重ね合わせて考えてみたり、結末を考えてしまって販売に対するモチベーションが下がってしまったりしそうですので、営業マンはあまりこの話は読まないほうが良いと思います。
※もっとも営業マンでマッチ売りの少女の物語を購入して読む方は稀だと思いますが、子供に読み聞かせるのであれば途中で詰まってしまうかも知れませんので、避けたほうが良いでしょうね?
内容的にとにかくマッチが売れなくて、最後には商売物のマッチに火をつけて暖を取ってしまうわけですから、食品を扱っている営業マンなら売り物の商品を食べてしまったりする営業マンが・・・出てくる訳は無いですが・・。
営業マンが読むので有ればマッチ売りの少女がマッチが売れない所から始まるとして、販売方法を工夫したり上手く固定客を確保してマッチが売れに売れまして、お金持ちになって末永く幸せに暮らしてくれたほうが、頑張る気持ちを読む人間が持てたような気がいたします。
私は童話を書く才能を全く持ち合わせてはいないのですが、何処かで誰かが最後はマッチの販売に成功してハッピーエンドで終了する新・マッチ売りの少女を出さないものでしょうか?
追伸
童話の世界では主人公が努力無しでハッピーになる事も多いのですが(外国の童話に多いような気がします)、主人公が努力と知恵で幸せをつかみ取る童話が沢山出てくると良いなと思っています。
個人的に一番好きな童話は「世界一おいしいスープ」って話ですが、興味のある方は読んでみて下さい。