今回の話題は後輩社員への指導育成で有りますが、営業マンの場合は売上数字って尺度が存在しますので、指導される後輩営業マンや新人営業マンよりも、指導する側の先輩のほうがプレッシャーが有るのでは無いでしょうか?
部下の指導方法に関しては人それぞれで有りまして、事細かく指示を出す人もいらっしゃれば、放任主義の指導者もいますね?
ここで面白いのは指導される営業マンよりも指導を行なう側のほうが営業マンとして成長する場合が少なくないって事なのです。
少しでも責任感の有る営業マンで有れば後輩を任された場合には、何とか自分の視奏力で後輩を育成しようと思いますし、折角できた後輩営業マンの前で不本意な営業成績も残せませんから、後輩の指導を行う事になったら、営業への取り組み姿勢が前抜きになる場合が有りますね。
※但し、責任感の無い営業マンや箸にも棒にも掛からないレベルの営業マンを後輩の指導係りにするのは考え物です。
新人営業マンは最初に付いた先輩営業マンの影響を非常に強く受けますから、ある一定レベルの先輩を指導係りにする必要は有ります。
これは他の場合でも教わるよりも教える人間のほうが何倍も勉強したり、場合によっては準備する必要が有りますし、先にも書きましたが営業の場合は売上が歴然たる尺度として存在しますので、後輩の指導に当たる営業マンものんびりしてはいられない訳ですね。
ここで後輩への指導方法について若干書いておこうと思いますが、日本ではかの山本五十六の名言
“言ってきかせ、やってみせ、やらせて見てから、誉めてやらねば人は育たん”
とにかく一言で後輩営業への指導方法と聞かれたらこれに尽きるのではないでしょうか?
そうしますと
・言ってきかせ
これはまあ、誰でも出来ると言えば出来るわけでして、その次に
・やってみせ
先輩が自分の身をもって実践して見せるわけですから、後輩の指導育成を行う先輩自ら手本を見せなければならない訳ですね?
そうなると、先輩も手本になる所をやってみせなければなりませんので、営業スキルが上がってくる訳です。
・やらせて見てから
多少、口を挟みたくなる場面も多いでしょうが、一生懸命やっているなら多少はおおらかな気持ちが必要でしょうね?
・誉めてやらねば人は育たん
褒める事が上手な人は、人の才能を伸ばしますよね?
日本の企業社会では長い間、年功序列や終身雇用が定着してきていますが、ある意味、毎年 新人が入ってきて順次先輩になって、後輩の指導をしていく事で営業マンに限らず、個々の社員が成長していく側面も有るのでは無いでしょうか?