今回は営業マンが売れなくなった時の話を書いて見ようと思いますが、そもそも営業マンがお客に営業をして買ってもらうには、営業マンが発する言葉が、お客の頭の中にちゃんと入っていって理解してもらう必要が有りますよね?
私の経験で話を進めていきますと、徐々に売れなくなった場合の原因として、話すスピードが徐々に早くなっているって場合が有ると思います。
営業マンが営業トークを話すスピードが速くなっていく場合の理由として、営業が雑になってきている場合や、自身が低下してきている時に、ややもしますと話すスピードが速くなる傾向が有ると思います。
元論、営業マンがお客と話すスピードはある一定のテンポやスピードは必要ですので、今現在売れている営業マンの方は、今の話すスピードがベストだと思いますので遅くする(ゆっくり話す)必要は無いと思いますが、徐々に売れなくなってきたとか、中々最後の注文まで辿り着かない場合は、試しにゆっくり話してみる事をお勧め致します。
ここで少し補足しておきます。
■お客からの質問や疑問点に対する答え
・即答する→お客が答えを信じる
・しどろもどろ、回答が出てくるまで時間がかかる、はっきりと結論を言わない→お客が答えに懐疑的になる
■営業マンの営業トーク
・早口で話して、理解出来る前に話題が移ってしまい質問が出来ない →お客の頭に入っていない
・相手が分かるようにゆっくり話して、疑問点を質問できる余裕が有る→お客が理解しながら商談が進む
って事になります。
実は早口になってしまったのが根本的な原因ではなくて、雑になってきたとか自信がなくなって来た事が、現象としてしゃべるスピードに表れて来るのでありますが、抽象的な雑になってきたとか自信が低下よりも、先ずは即実行できる、ゆっくり話すように心がけるって所から始めて、結果として他の原因も改善されてくれば良いのでは無いでしょうかね?
営業マンのイメージとして流暢に日本語を話し、淀みなくスムーズなトークってイメージが有りますが、スマートすぎる如何にも営業マンらしい話し方をしている営業マンよりも、兎に角誠実に自分の言葉ではっきり話をお客にしている営業マンのほうが、売れている場合が多いと思いますよ。
姿から入って形へって言葉も有りますが、少々自信がなくても先ずはお客の前ではゆったりとした気持ちを持ってゆっくり話をする事から始めるのは如何でしょうかね?
追伸
自分自身の営業を振り返ってみますと、十代、二十台、三十代、四十代と徐々に話し方がスローになっている気がします。