今回は売れる営業マンが陥るスランプについて書いて見ようと思いますが、先ずは断っておきますが最初から売れない、ずっと売れない人が売れないのはスランプと言うより営業スキルが不足しているって事ですので、売れる営業マンがたまに遭遇するスランプについてに限定して書いて見ようと思います。
その1
売れている営業マンだったのは実は良い顧客を持っていたとか、たまたまラッキーが重なって営業力が無いのに販売実績が良かっただけであって、本来の営業力を発揮して?売れなくなったってのが実は一番多いような気がします。
特に若い営業マン~中堅の営業マンが1~2年程度にわたり営業成績が良かったとしても、それは本人の営業力以外の要素が作用している部分が大きくて、結果としては売れていたが実は営業力はたいした事が無い場合ですね?
それが原因だとしましたら、スランプに陥ったのとは少し違う事になると思いませんか?
そうすると、営業の基礎からやり直して、知識を詰め込み直すとかロープレをするとか一からやり直す必要が有りまして・・・の前に自分の本当の営業力に気が付く事が先決ですよね?
実は、営業力が無い営業マンが、たまたま売れていたような場合におきまして、該当する営業マンとしては自分の営業力とかクロージング力が低い事は絶対に認めたくない場合が多いのでありまして、一時的なスランプとして、「あの王も長島もスランプは有った」などといって、認めない場合も多いのでは無いでしょうか?
これも、本当はスランプじゃなくて自分の本来の営業力が足りないって分かっていても、表面上それを見せない場合と、本当に分かっていない場合とが有ると思いますが、どちらにせよ上司が指摘するか、本人が「自分の営業力はこんなものなんだ・・・」って気が付く事が先決のような気が致します。
逆のパターンとしては営業力も開拓力もクロージング力も十分に備えた営業マンが、何時も通り営業活動をしているつもりなのに、何故か全然売上が上がらない、本来のスランプの場合も有ると思います。
勿論そんな場合でも、個別の商談やクロージング現場での事例をじっくり振り返ってみまして原因が見つかった場合はそれを次回からの営業に生かしてみるとか、いつもの営業スタイルを変化させてみて、結果を試してみるって事も時には必要ではないかとは思いますが、一番気を付けたいのは自信を無くさないって事なのではないでしょうか?
どんな営業マンでも長い間、営業活動をしていますと時には販売スランプに陥る事もあるでしょう?
そこで一気に自信を無くしてしまう営業マンも少なくないので有りまして、そうしますと簡単には克服(脱出)出来なくなってしまいます。
これは誰に聞いても同じ答えが返ってくると思いますが、自信がない営業マンは売れる訳ないのですよ!
ちょっとしたタイミングやその他の要素で営業マンがスランプに陥ってしまって、いきなり自信を失ってしまいますと更にスランプが間違いなく進行します。
するともう、克服からどんどん離れて行ってしまうのでありまして、自信を取り戻す事がスランプ克服方法って事で、技術論とか方法論とは違いますが、一番の有効な方法ではないでしょうか?
追伸
営業スランプ克服(脱出)には時として上司の一言が大きな力になる事が良く有ります。
スランプなのか実力が無いだけなのかを上司が見極めて適切な指導育成で克服できるかどうかは上司の力量が問われますね?