トヨタの販売力について考える

2022/8/16更新

トヨタの販売力について考える

自動車販売の世界ではトヨタの販売力が強いと言われますが、営業マンの押しが強い訳でもなく、私の知る限り紳士的な方が多く売り込みの印象は薄いですし、営業マンの売り込みもさほど他社と変らないように思います。

※昔は、売りに来るのがトヨタで買いに行くのがホンダって言われていたようですが今は違うと思います。

私自身、トヨタの車に乗っているのですが他社を含めて自分で乗ってみて、やっぱり買うならトヨタって感じになってしまっています。

これは昔は営業力で販売台数を伸ばしていたのかも知れませんが、今や商品の品質やアフターサービスで固定的なファンを獲得していまして、長年の信頼と実績の上に現在の販売力で販売台数を確保できているのでは無いでしょうかね?

全ての企業に言える事では有りますが、今から10年後20年後にお客の信頼が蓄積されているか、全く今と変らないかでは販売力に大きな違いが出てしまいますよね?

そんな事は誰もが分かっている事なのですが、これが中々実現できないのが現状なのでは無いでしょうか?

経営者側の物の見方をしてしまいますと、営業マンは入れ代わりが有ったりライバル企業に移ってしまったり、個人差が出てしまったりします。
勿論、営業力を強化して販売力を上昇させて毎月の売り上げ目標を追いかけていく事は非常に大切で欠かすことが出来ない事なのでは有りますが、個人の力に頼っている状態で一時的に売上を確保できたとしても長くは続きませんからね?

私の場合ですと、古いトヨタの車を所有していますが、古くても非常に調子良く毎日走ってくれていまして、(万が一不具合が出たとしてもサポートは安心できますが)営業マンが一切来なくても毎日、私に対して次に買い換える時の営業をされているような物だと思います。

こんな話をしていますと、それはメーカーだけの話だと思われる方が多いのではないかと思いますが、実際には全ての販売に関係してくる話だと思います。

販売する商材や仕入商材を選ぶ際に、粗利率が高いとか他と比べて販売価格が安い割りに利幅が大きい等の理由で販売商品を決めていて、それが高品質な商品で有れば良いのですが、違った場合は一時的には利益を確保する事が出来ますが、長い目で見るとプラス面は出てこないと思うのです。

営業マンや会社で主力販売する商材や新しい商材を決定する際にどうしても

■売れる商品 
勿論、売れなければ何にもなりませんのでこれが最優先なのは理解できます。

■利益率や利幅、粗利金額
これも商品を販売して利益を得るのが仕事ですから当たり前だと思います。

しかし、それ以外にも品質やアフターサポートも視野に入れておきませんと、継続的な営業は望めないなと思っています。

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