営業マンと五月病とその克服

2022/8/16更新

営業マンと五月病とその克服

数ある職種の中でも営業マンなど販売に携わる人ほど5月病にはなりやすいのではないでしょうか?

原因としては多くの企業が3月決算でありまして,三月の営業活動はそれそこ最後の追いこみで、力と見込みを振り絞って、3月中の売上を確保する場合が非常に多いと思います。

頑張って3月の売上目標を達成できたかどうかは脇に置いておきまして、まあ3月を乗りきって4月からの新年度を迎えて、4月からの新たな年度の売上目標が来る場合が多いわけです。

4月から新たな販売目標に向かって営業活動を始める場合が多いのですが、4月は先月の残務処理や人事移動などで、忙殺されまして5月は月の頭からゴールデンウィーク突入と相成る訳でありまして、今期がまだ始まったばかりで、4月の販売も芳しくない所で長期の休みが入って来てしまうわけです。

ベテランの営業マンともなりますと、ゴールデンウィークでしっかりと英気を養って、休み明けから又頑張って販売に勤しむ事が、毎年の事として乗りきれる訳ですが、新人営業マンや経験の浅い営業社員、売上が落ち込んでいる営業マンなどは、長期の休みが終わってからスイッチを切り替えて、売上追及に走る事が出来ないのではないでしょうか?

でまあ、営業マンの中にはやる気が出ないとか始まりまして、結果 売上が上がらない、更に・・・・
これが、営業マンの5月病の正体ではないでしょうか?

ではその克服なんですがににせ気持ちの問題ですから・・・では終わってしまいますのでもう少し書きましょう。
とにかく何でも良いんです、片っ端から営業先を回らざるを得ない状況を作るとか、無茶苦茶忙しい状況に自分を自分で追いこんで行けば、やがてペースが戻るのであります。

追伸
新入社員を除いて、営業マンの五月病は三月決算で手持ちの見込み客を全て刈り取り、とにかく売れるだけ売り尽くして、決算月の売上を確保した反動ではないかと思っています。
多くの販売会社で決算月の営業マンは、朝早くから夜遅くまで販売に奔走いたしまして、一年の中で一番忙しい月を乗り切っているわけですので、反動が来てしまう営業マンが存在するのだと想像しているのですが、根本的に決算月に通月の売上目標より大幅に大きな売上を追求しなくても、毎月平均して売上を確保できていれば、決算月が終わってからの反動も少ないのではないでしょうか?

営業マンの行動の原動力に”やる気”が占める割合は決して少なく有りませんので、モチベーションがダウンしない為の施策もまた必要なのではないでしょうか?

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