営業ツール編:営業手帳

2022/8/16更新

営業ツール編:営業手帳

営業マンの多くが手帳を持ち歩き、スケジュールの管理や客先での必要事項を書き込んだりしていると思いますが、今回は営業手帳について思う所を書いてみようと思います。

20年ほど前は紙で出来た手帳一辺倒でありまして、企業が社員が使うために毎年購入して社員に配っているところも有りましたし、毎年カレンダーの変わりに年末になると顧客に配ったりしている企業も多かったと思いますが、最近ではその数も減ってきているように思います。

理由としては経費節減が大きいと思いますが、配っても使わない社員がそれなりの割合で出てくる事も理由では無いでしょうか?

さて、営業ツールとしての営業手帳ですが、私の考えでは何かを書いておくという手帳本来の目的以外に、客先でお客との会話の際に直ぐに手帳を出してメモを取ることで、お客に誠実さをアピールする要素も大きいのではないでしょうか?

まあ基本的にちゃんとメモを取る栄魚マンはお客との約束を忘れたりする事は少ないと思いますが、お客との約束を忘れる営業マンでも客先で手帳を取り出してメモを取る事は良い印象を与えますからね?

何故、こんな事を書くかといいますと、営業マンは客先では”演じる事”も場合によっては必要だからです。

営業マンも人間ですから、素のままの自分でどんなお客にも100%好かれる事は不可能でして、素のままで60%のお客に好かれるとしたら、”演じる”事によって60%を70%とか80%に引き上げる必要が有るからです。

映画や演劇でも演じるためには小道具を使うわけですが、営業マンがお客の前で誠実な営業マンを演じるために使用できる唯一の小道具は手帳なのではないでしょうか?

一時期、営業マンの間で電子手帳が流行った時期がありますが、一旦電子手帳を使った営業マンの少なくない割合で、紙で出来た手帳に戻った方も少なからずいらっしゃると思いますが、客先で素早くメモを取れない事が理由として大きいのではないでしょうか?
※私も電子手帳を使ってみた事が有りますが、上記の理由と半年ほどで電池が切れてしまいまして、仕様途中で電池切れでは非常に使い勝手が良くないので紙の手帳に戻しました。

今後は携帯電話に営業手帳の機能を組み込んだ商品も出てくるとは思いますが、やはり営業ツールとしての営業手帳は紙で出来た手帳に限るのではないでしょうかね?

追伸
A4サイズの大判でしかも分厚い営業手帳を取り出す営業マンは何だか、重みを感じてしまいますし、おもちゃのような電子手帳を使っていると軽薄に見えてしまうのは私だけでしょうか?

確認事項を打合せしている最中にメモを一切取らない営業マンは信用しない事にはしていますがね。

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