郵便局の営業

2022/8/16更新

郵便局の営業

最近では街の郵便局も郵便局員が、企業を回って大口の注文の確保に動いたり、人が集まるショッピングセンターなどで、年賀状の季節などはハガキを街頭で販売したりと、営業活動には縁が無かった郵便局も、随分と頑張って営業活動、販売促進活動を行なっているようですね。

確かに、民営化で民間企業になったわけですので、売上が伸びなければ、局の廃止とか移動が出てきますので、なれない営業活動に奔走されているようです。

勿論、郵便貯金や保険などの金融商品に関しては昔から、郵便局も営業担当がいて、戸別訪問による販売を行なってきた過去が有りますが、一般の郵便物にまで広がってきているのでしょう。

何人かの郵便局員の方が、私の会社にもDM関係の発送は無いかどうかの、営業らしき活動で訪問されましたが、私の見る限りあの営業方法では、売上を大幅に伸ばすことは難しいと思いました。
私が思うには、売上高が伸びないのは全体の取扱量が減ってきているのが、元凶ですので何らかの提案をして無から有を生み出す提案型の営業スタイルに脱皮する事が必要だと思います。

配送物が有れば取りに来ますでは、有れば取りに来る事に過ぎないわけでして、配送経費の削減を手始めに、DM発送のポイントですとか、上手な販売促進の為のダイレクトメール発信方法ですとか、無から有を作り出す提案型の営業スタイルですね。

それと、もう一つ感じるのが、郵便局で郵便物の拡販なのですから、何も営業担当者が企業を訪問してセールスする以外にも、自分達の専門分野である郵送物を企業に送付して、又は企業のポストに郵便物を入れるのと一緒に、チラシでも入れて、売上を伸ばす手法は取れないのでしょうかね?

インターネットやメールに始まり、民間のメール便などライバルが強力になってきている今日この頃ですが、だからこそ一枚のハガキが、差別化できる活用方法も有ると思うのです。

最近はメールもスパムメールの大量発生で、メールDMの効果は非常に下がってきていますが、ハガキをはじめとする郵送物を使った、販売促進活動の効果は、下がってはいないと思いますよ。

そこで、もう一回ひねって取扱量が増えるような提案型営業が出来るかどうかが、営業活動の成否になってくると思います。

郵便事業の営業担当者の方は、なれない営業活動に、いやおう無しに引っ張り出されて、苦労している営業担当の方も多いのではないかと思いますが、闇雲に回って既に有る郵便物を取ってくるスタイルを、変えていくべく頭をひねる時が来ているのではないでしょうか?

追伸
全国一律でハガキが50円ですが、いつまでこの価格が維持できるのでしょうか?
取扱量が更に減ってきますと、大幅な値上げが出てくるのではないでしょうか?

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