オフィスコーヒーサービスの営業レディ

2022/8/20更新

オフィスコーヒーサービスの営業レディ

私の事務所にも、たまにオフィスコーヒーサービスの営業レディがやってきます。
分からない方の為にオフィスコーヒーサービスとは何かについて、若干書いておきますが、法人の事務所にコーヒーを入れるコーヒーサーバーを置かせてもらうサービスを提供する業態で、オフィスに設置するコーヒーサーバーは無料で設置しまして、後々のコーヒー豆とペーパーフィルター、紙コップを購入してもらい、利益を上げていくサービスです。

さて、このオフィスコーヒーサービスの営業は、女性の営業レディが圧倒的な巾を利かせている世界で、私は今まで男性営業マンがオフィスコーヒーサービスの営業で訪問してきた事は見たことがありません。

多分、この業界はネクタイの訪問販売と並び、男性の営業マンでは売れない業種で、女性の営業マンのほうが成績が断然上がるのでしょうね?

今、売れると書いてしまいましたが、実際には新規開拓の営業においては、お客から1円も徴収しません。

ひたすら、自社のコーヒーサーバーを置いてもらうべく頼み込んで、設置できてしまえば新規開拓成功なのでありまして、設置のときについてくる、紙コップやコーヒー豆は無料サービスで、設置時にサービスされる、消耗品が無くなってから、実際にお金が動くわけですので、現金のやり取りが発生しない営業形態になります。

さて、この営業レディの事について書いてみますが、私の記憶の限りでは、ちょっとでも話を聞く素振りを見せてしまいますと、驚異的な粘りを発揮して、置かせてもらうまで帰らないような、粘り勝ち営業レディばかりでありました。

営業トークは”試しに2週間、置いてみてください、費用は一切かかりませんし、不要でしたら2週間後に引き上げますから・・・”の一本槍でありまして、なにせその場では金額が発生して売り買いが発生するわけでなく、試しに2週間置かせてもらってのトークですから、お金がないで断るとかの断りは使えませんし、社員全員がコーヒーを飲まないって事も言えませんし、コーヒーメーカーもそれほど大きいわけではないので、置く場所がないって断りも使いにくく、中に入れて話を聞いてしまうと、粘りの営業スタイルに根負けしてしまう方も多いのでは無いかと思います。

実際には、コーヒー豆、ペーパーフィルターなどの消耗品を継続的に購入する事になるわけで、コーヒーメーカーなどそれほど高い物ではありませんし、アスクル等で豆を買えばオフィスコーヒーサービスを利用するより、ずっと安くコーヒーが飲める場合もあると思うのですが、若い女性の営業レディに粘られてしまうと・・・・・ですね。

少なくとも日本では、営業の世界(生命保険の勧誘を除き)は男性の世界でしたが、男性の営業マンより女性の営業レディのほうがよっぽど戦力なる事が分かってきた、営業の世界も徐々に増えてきています。

他の営業の世界でも徐々に営業レディの活躍の場が広がってきていますが、男性の営業マンも頑張らないと、職場が徐々に狭くなってきているのではないでしょうか?

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