物凄く良く売れる営業マンの実力に関しての話題です。
営業マンの評価は、実力なんて目に見えないものではなく、売れた実績、売上で評価されますので、ある意味分かり易い物差しが存在しますね?
但し、非常にブームになっている商品を一社独占で販売しているとか、世の中で品薄状態になっている商品であれば、少々力の営業マンでも労せず販売実績を確保する事が出来ます。
そうして考えて見ますと、営業マンの販売実力は、純粋にお客に対して売り込む力の他に、売りやすい商材に目をつけて販売する嗅覚も必要になってきますね?
中には本当に単品、つまり1種類しか商材を扱っていない営業マンの方もいらっしゃいますが、多くの営業マンは、数多くの商材を扱っていて、その商材を如何に販売して、売り上げ目標を達成するかが重要になってくるわけですが、今、自分の扱える商材の中で、何が一番売りやすい商品なのかを考える必要が有る場合もあると思います。
確かに、売りやすいけど粗利が取れないとか、単価が低いとかの商材もあるでしょうが、営業マンが陥りやすいスランプ状態などでは、この売りやすい商材を見つけて、とにかく実績を出していく機転も必要だと言えましょう。
営業マンが特に初対面の人には100円の商品でも始めて買ってもらう場合は、非常にハードルが高く、逆に一度でも取引があれば、他の商品の売り込みのハードルは低いものです。
スランプに陥ったら一度考えてみるのも良いでしょうね?
追伸
新規顧客開拓の場合など、本来売りたい本命の商品から営業をかけた場合、お客を攻略するのが難しい場合に、先ず売りやすい商品で、先ず取引の実績を作ることから始める場合があります。
この戦略商品とでも呼ぶのでしょうか、顧客開拓用に取引実績を作るためだけの商品は、単価が安かったり、利益が殆ど見込めない商品である場合が多いのですが(スーパーマーケットのチラシの特売商品に近いですね)、しっかりと新規顧客開拓に成功して、後々の大きな商談につなげる営業マンも数多く存在するのです。
商材を新たに追加したりする事はいち営業マンには難しい場合も多いと思いますが、有る程度、幅広く商材を持っている営業マンであれば、いつも本命の利益の取れる商材だけを販売するのも良いのですが、スランプに陥った場合など偶には目先を変えた商材を出してみるのも良いかもしれませんね。
販売の実力とは勿論、総合的な販売力を指しますので、商材の選別も営業マンの能力に含まれるのであります。
ですから優れた経営者は今現在、業績好調でもいつかに備えて絶えず売れる商材に目を光らせていますし、ちょっと面白いと思ったら資料を取り寄せたりテスト的に販売してみたりします。
あと、売れる商材とはお客が求めるにプラスして販売する企業の体質に合っているとか、営業マンが気に入って売りたくなるって要素も大きいと思いますよ。