最近では名刺に携帯電話番号が刷り込んである場合も珍しくなくなってきましたが、今回のテーマはお客に個人の携帯電話番号を教える事についてです。
基本的には個人の考え方によると思いますが、販売成績を上げる為に、営業マン自ら営業トークの一環として
「個人の番号を教えますから、何かあったら直接電話してきてくれれば、休日でも対応しますよ!」って感じで教える場合ともう一つは
顧客(お客)から、
「なにかあったら、会社が休みのときに困るし、営業マンは外出が多くて連絡がとりにくいから、教えてくれ」
のパターンに分けられるのでは無いでしょうか?
基本的には営業マン個人の裁量の範囲だと思う人が多いと思いますが、法人同士の取引の場合、基本的に自分から教える事は、避けるべきだと思います。
何故ならば、法人同士の取引の場合、担当営業マンの移動や退職に伴いまして、営業担当者が変更になる可能性がある場合、後を引き継いだ営業社員が前任の営業と比べられる事になるからです。
つまり、自分から教えてしまうって事は、営業トークとして使っている感が否めない訳でありまして、出来ればもっと頭を使って顧客が共感する営業トークの勉強でもして、売れるように努力すれば良いと思うので有ります。
では、顧客から営業担当者に対しての、要求に対してはどのように対応するのが望ましいでしょうか?
出来れば、企業全体で顧客への対応を決めておくのが最良の方法だとは思いますが、理にかなった理由が無い限り教えない方が良いのでは無いでしょうか?
セールストークの一環で自からは論外としましてと書きましたが、教えなければ売れないので有れば、販売方法や営業手法そのものを見直す必要が有るように感じます。
土日などの休日対応が無いと、販売に差し障るのであれば、休日の電話対応業務を会社として考える必要が有りますっし、番号を教える教えない関係なく販売目標を達成できる営業手法を考えるほうが先決なのであります。
確かに、出入りの営業社員から個人の番号を教えてもらえば、親近感がわきますし、お客との距離は短くなりますので、営業手法と営業トークとしては有力なトークであることは否定が出来ない事実で有ると思いますが、安易に教えることに走ってしまうのは、避けたほうが賢明だと考えるので有ります。
追伸
私自身、個人の番号は聞かれても教えませんし、出入りの営業マンに尋ねる事もしません。
聞かれた場合は
「教えてもプライベートの時間は仕事の電話には一切対応しないので、教えません」って感じで、その場で断っています。