広告代理店と、その名の通り広告媒体(テレビ・ラジオ・新聞雑誌・屋外看板)と広告主の間に入って、広告宣伝業務の仲介を行なう業種ですが、電通等の巨大企業を頂点として、社員数名の零細企業まで、様々な規模の広告代理店が存在しますが、広告代理店は営業マンが主役の営業集団とも言えましょう。
※大手広告代理店に関しては、イベントの企画や企業のイメージ戦略、ブランドの確立やマーケティングなど、業務は広範囲に拡大しているようですが、今回は営業マンについて、思うことを書いてみます。
一般に(私の)広告代理店の営業マンのイメージとしては、長時間、深夜労働とか、接待が多いとか、とにかく派手なイメージを持っている場合が多いと思うのですが、それはごく一部の大手広告代理店の話で、多くの広告代理店の営業マンは、自分の受け持った広告枠を、一杯に埋めるべく日夜努力をしているのだと思います。
多くの企業の場合は広告代理店の営業マンが訪問してきたり、電話がかかってくる機会は少ないと思いますが、ある事を行ないますと次々と色々な広告代理店の営業マンから電話がかかってきます。
ある事とは、広告を出す事なのですが、新聞広告を一回出せば、自社の広告が掲載された当日から一週間位の間に少なくとも3社の、広告代理店(新聞広告の)から、自分の扱っている広告媒体にも広告を出さないかどうかの、営業アプローチがかかってくると思いますし、インターネットの世界でもバナー広告をどこかのWebサイトに掲載しますと、あちこちから広告売り込みのメールや電話が入ってきます。
ここで一つ、不思議に思っている事が有るのですが、新聞広告についてです。
新聞は毎日、家庭に配達され駅の売店にも並んで販売されますが、新聞に掲載されている広告枠はいつも綺麗に枠が埋まった状態になっていますね?
例えば、新聞の下のほうに縦横5センチ位の広告が4つとか5つ並んでいますが、枠が上手く埋まらなくて白紙になっているのは見たことありませんし、稀に広告募集になっていますが、基本的に全ての枠が綺麗に広告で埋まっている状態で配達されますよね?
同じく、新聞の折込に入っている共同広告にも言えます。
共同広告とは、一枚の折り込みチラシに不動産なら20社程度の不動産会社の広告が、小さく区切られた枠の中に掲載されている広告です。
たまたま営業成績が上がらなくて、20社入るべきところに4社しか受注に至らなかった場合など、枠が全然埋まらなくて、発行日が来てしまって困ってしまった事は無いのでしょうか?
とにかく広告枠が埋まるまで、休日返上、深夜労働で広告枠の営業に走って広告を受注するのか、値引きしても販売してしまうのか?不明なのであります。
追伸
毎年、発表される大学生の人気就職ランキングでは広告代理店が上位に入っているようですね?
きらびやかなイメージと高給のイメージがある為だと思いますが、長時間の深夜残業には注意が必要かと思います。