すごい朝礼術(1)

2022/8/16更新

すごい朝礼術(1)

本文は私が、月刊「月刊近代中小企業」へ寄稿した内容を掲載しています。

営業マンにとって朝は非常に貴重な時間で、訪問先のアポイントを確認したり、外部からの電話がかかってきたりと朝の時間が上手く使えない営業マンは、営業能力もやはり使えない営業マンと言い切って良いでしょう。

会議が必要以上に多い企業は業績が低迷すると言われますが、無意味な朝礼をダラダラとやって時間を浪費する企業も会議が多い企業と同様と言えるでしょうね?

もしあなたの会社で今日の朝礼を思い起こして欲しいのですが、朝礼出席人数と朝礼所要時間はどうだったでしょうか?
例えば10人が出席して朝礼に20分の時間を費やしたのであれば、10人×20分=200分(3時間20分)の時間を使っています。
※1ヶ月で考えると200分×20日間で実に4000分(66時間40分間)の時間を費やしている計算になります。

果たして朝の貴重な時間、それだけの時間を費やした事に見合う内容になっているかどうかを先ず考えてみて欲しいのです。

ここで2つの2つの実例を上げます。

■よくある朝礼の風景

朝礼は毎朝欠かさず朝9時から始まって、短くて15分、長いときは30分以上にわたって朝礼が行なわれています。
当然、朝礼中は客先に電話をする事も出来ませんし、かかってきた顧客からの電話も折り返しの電話で対応をしますので、相手が朝しか事務所にいない場合など、連絡がその日一日取れない場合も出てきます。

朝礼は全員起立での参加ですが、誰も手帳にメモを取りませんし、話すほうは話しっぱなしで、聞いているほうも黙って聞き流してお終いです。

朝礼が終了して気が付くと、始業から20分以上経過していています、勿論5分で済む内容を20分かかって朝礼をやっていたのであれば、余分な時間だけ余計な時間と経費を浪費している事になりますが、時間=経費(お金)の意識が低い企業ほど無意味な朝礼に時間を費やしてしまいます。

このページをお読み頂いている、あなたの会社の朝礼を見てきて書いている訳では無いのですが・・・・。

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