家電メーカーの営業マンは一般消費者の目に留まることは余り有りません。
家電メーカーの営業マンは、家電卸の商社や量販店を訪問して自社商品の説明をしたり、ディスプレー(陳列)を手伝ったり、たまには量販店の店頭販売の応援に出かけたりしますが、基本的には、取り扱い販売店に対する営業/販売促進活動が中心になります。
私が思うには家電メーカーの営業マンに第一に求められる事は、販売代理店との人間関係、信頼関係の構築ではないでしょうか?
何故ならば、家電メーカーの営業マンは自分の会社が開発した製品を売ることが使命ですが、商品の企画や開発は勿論、商品のPR方法までが、決められた状態で販売代理店に対して、PRする事が仕事の中心になってくるからです。
店頭販売の応援がよくある場合を除いて、いつもいつも新製品や情報が有るわけではないのですが、それでも販売店には毎週のように訪問する場合が多いですから、自社商品以外の話題や情報、雑談で顔をつなぐ事も大切な仕事の一つになってきまして、この辺りが新人営業マンの苦手なところでして、手ぶらで訪問して何をしてくれば良いのか考え込んでしまって、訪問するのに気後れしてしまう、新人営業マンの方も存在するのではないでしょうか?
家電営業マンの方には差しさわりの有る書き方かもしれませんが、テレビコマーシャル等で、直接 一般消費者に製品のコマーシャルをしている家電メーカーの営業マンの場合ですと、派手なコマーシャルが商品告知の主役になってしまいまして、営業マンの影が薄く感じてしまうのは私だけでしょうか?
しかし、コマーシャルを打てない家電メーカーさんの営業マンの場合は、逆に頑張って家電量販店や卸業者に頻繁に顔を出して、何とかして売り場を確保したり、店員さんに自社商品をお客に販売してもらわなければなりませんので、大手家電メーカーの営業マンと違って大変な苦労がある事が想像できます。
家電卸の商社で小耳に挟んだ話ですが、名前の知られた大手一流家電メーカーの営業マンは月に1回くらいしか訪問しないし、あまり腰が低いタイプの営業マンは少なく、中小の家電メーカーの営業マンは腰の低いタイプが多く、売ってあげたいんだけど知名度が低いのでどうしても、一般消費者の方は名前の知られた大手メーカーの製品を購入してしまうのだそうです。
家電製品メーカーの営業マンは、直接製品を消費者に販売する事は殆ど有りませんので、とにかく扱ってくれる所をなんとかして自分の製品をより多く販売してもらえるように、活動を行なうか、いわば間接的な営業になれいますので、押しが強いだけでは中々、営業成績が上がらないのではないでしょうか?
追伸
私も家電製品を購入するときは店頭で実物を見てとか、カタログを見てとか、ホームページの情報を見ての購入ですので、見えないところで頑張っている家電営業マンの事は、情報が入ってこないのであります。