多くの営業マンは一日の活動に移動時間が多くを占めてしまう事が多いと思います。
営業者に乗って車で移動する営業マンは、ラジオを聴くとか、音楽を聴きながら移動することが多いと思いますが、落語は如何でしょうか?
落語の内容が営業のためになるって事は、まぁ有りませんが、最初から最後まで聴衆を話で引っ張っていく内容もさることながら、話すテンポであるとか、間合いの取り方は非常に参考になると思いますし、長く聞いていると練習せずとも自然に落語のテンポで営業トークを話をするようになってくる場合も多いのです。
何気に落語を聴いていますと話の内容さえ暗記してしまえば、誰でも出来そうに話していると思ってしまうかもしれませんが、中々どうして話術だけで10分、20分、場合によっては1時間もの時間を、話して尚且つ聴衆をひきつけておく事は話す技術になってきます。
基本的に営業マンの基本は聞き出す技術と話す技術ですが、営業成績の上がらない営業マンは、第一に話の引き出しが少ない場合と、話すテンポや間合いの取り方に問題があって、お客の頭の中に入っていけないわけです。
更に落語には一人で複数の人間を演じ分ける事で、話を成立させる訳ですが、営業マンも場合によって、お客によって自分を演じ分ける場合がありますが、これも落語が非常に参考になりますよ。
落語家は一人で、大人から子供、老人に女性まで幅広く演じ分けますね?
営業マンが落語家になる必要は有りませんが、営業車で移動中に落語を聞く分には、もちろんえいぎょうの合間の息抜きになりますし、話術の勉強にもなりますので、営業車に落語のテープなりCDを積んでおいて、移動中に落語を聴く事はお勧めいたします。
追伸
落語の場合、話の中でどいしようもない下らない話をする場合が有りますが、間違っても話術を身に着ける為に聞くのであって、下らない話題を頭に入れる事のないように注意が必要です。
私が思うに上手な落語家は相手の心を掴むことが上手いですから、きっと営業マンになっても良い成績を上げるトップ営業マンになるのではないでしょうか?
まあ最近ではインターネットで随分と無料配信されていますので、時間の有る営業マンの方は一度上手な噺家の話を聞いてみていただきますと、営業トークのヒントが有ると思いますよ。
話すテンポや間合いの取り方で、話術だけで相手の気持ちを捉えるわけですからね?
ただまあ、営業マンの一流の営業トークはもっと面白い場合が有りますがね。