どんな事でもバランスは非常に大切で有りまして、営業の世界でも又バランスが取れた営業スタイルは非常に大切な事ですね。
短期的に多くの売上を上げても、粗利益が低かったり強引な営業手法で、後々返品が発生してしまったり、企業イメージを低下させてしまうような営業手法では良い営業マンとは言えませんね?
営業マンにとってのバランスには以下のような要素が入ってきます。
■売上数字
■粗利益
■顧客満足度
■営業効率(営業経費など)
■社内のチームワークなど社内的な融和(上司や部下との関係や間接部門との関係など)
一匹狼での個人営業や自営業などでは、バランスに偏りがあっても良い場合がありますが、会社の一員としての営業職として、継続的に仕事をこなしていこうとする場合は、上記の5つの項目のバランスを取ることが非常に大切になってきますね。
さて、バランス営業は大切なのですが、個々の営業マンの資質や考え方よりも、バランス感覚については経営者や会社の体質が勤めている営業マンに与える影響のほうが非常に大きいと思います。
売上/粗利至上主義的な経営方針の企業の場合は、営業部隊も自然と売上/粗利至上主義に染まってきまして、少々のオーバートークや強引な営業手法で売上拡大に走っても、会社がそれを良しとして、売上の上がる営業マンだけが出世していく形になりますので、自然と会社の営業部隊はバランスが偏った状態になってしまいます。
過去の事例を見るまでも無く、バランスの取れていない会社は一時的には業績が伸びても、直ぐに業績の伸びは止まってしまう事が証明されているとは思います。
バランスが取れた状態で、業績を上げていく事だけが、永続的に企業が繁栄していくための、条件では無いでしょうか?
追伸
新興企業が、短期間で業績を伸ばしている場合、多くが売上/粗利至上主義に走って、業績を上げている場合が多いようです、新たに事業を展開していく時期には、売上/粗利至上主義も必要な時期が有りますが、どこかで立ち止まって、バランスをチェックする事が必要では無いでしょうか?